見上げると大きなひまわり。
立派だなぁ。
暑けりゃ暑いほど強さがみなぎってる様子に痺れる。
蜂ブンブンも寄ってきて、蜂?トンボ?ハエ?違うよね、やっぱり蜂よね?
蜂も種類が多くて知識にも視力にも自信がなくてようわかりませんけどもねぇ。
ああ、若い頃は真っ黒に日焼けした満面の笑顔で「好きな季節は夏!好きな花はひまわり!」って言ってたっけなぁ。
今はシミとシワにまみれた顔で「暑いのかなんわぁ」言うとります。
あれは遠い昔、ひまわりが爆発的に流行った年があったなぁ。80年代、、、。
「80年代」と言うワードは確かにレトロ感はあるけど「40年以上前」と言う表現よりは色々誤魔化せる。
西暦で言う事によってただの思い出話がカルチャーになる、感じがする。
その頃靴下メーカーのデザイナーとして働いていた。
この夏のトレンドアイテムはひまわりだー!キターーー!在庫すっからかん!増産や〜!
とにかくひまわりの柄、売れる色は黄色、別注でひまわりの造花でバッジを作って靴下に付けちゃう、どんどん売れるみたいな景気のいい時代だった。
当時、各シーズンでトレンドカラーについてなどという話が会議で出てくると面白い事が起こっていた。
まず、イタリアあたりのファッション界から今年は緑と茶色やでーみたいな情報提供が出回る。
それにならって東京なんちゃらコレクションが立ち上がっていく。
合わせて靴下をデザイン、売り場に出す、売れ行きデータなどを営業から聞く。
生産発注もそれに合わせるので、極端に売れるとそのカラーの糸がなくなって染めを待つ事にも。
面白い事というのがいつも大阪だけが独自のトレンドカラーが売れるのだ。
大阪は都会なので店舗も多い。
だけど読めないのだ。何色が流行るか予想がつかない。
いつも各地各店舗の売上データ(カラー)を見ては「なんでやねん」が出た。
そんな遠い思い出をボ〜ッとひまわりを見ていて思い出した。
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