この年末年始、保育園の入園用品のオーダーを頂いたので、忙しい時間の合間を縫って製作にいそしんでおりました。オーダーは、製作物に合った布でないこともあるし、用尺が足りないこともあるし、私はドジなのでよく裁断を間違えるのにそれが許されないし、期限があるし、色々厳しいのですが、材料費がいらないという点では大変ありがたいお仕事でございますどんな赤ちゃんが使うのかな~と想像しながら作らせて頂きました
よく洗濯する製作物なので、まずは水通し。こういう薄い生地は、霧吹きしただけで縮んだりするので水につけたいところですが、4mも5mある生地を干せる場所なんてないので全体を霧吹きして地直ししました(長すぎて直せてるかどうか怪しいですが)。
これだけで結構重労働大物は家庭では厳しいましてや乳幼児が床にいらっしゃる家では絶対無理私がこれを必要だとしても、注文したいぐらいです世界中から好きな生地を買ってきて、世界に1枚だけのものを作ってくれるのだから、1枚5,000円でも安いと思いますこの日の作業はここまで。せっかくアイロンをかけたのに折りじわをつけたくないので…
なぜか家に何本もある筒登場
ちょっと幅が足りなかったけれど、巻き巻き巻き…しかし、ぴたっと巻くのは予想外に難しく、だぶついた部分で結局しわができてしまいました
今回のオーダーは敷布団カバー2枚と毛布カバー2枚。そしてスナップ付けとボタンホール開けという難関がありましたスナップはプラスナップだと楽だったのですが、手縫いタイプのものでした全部ミシンで仕上げた後に手縫いで4個ずつ、ということは表と裏があるので1枚当たり8か所、それを4枚分で32個~そしてボタンホールは、これまで避けてきたのですがオーダーとあらばやらざるを得ません。レッツチャレンジ
ミシンにボタンをセットすれば自動的にぴったりサイズで縫うようになっているのですが、ボタンの実物がなかったので何度もハギレで試してサイズを決定してから縫いました
薄い布なので、裏には接着芯を貼りましたこれがないときれいに縫えません。補強にもなります
穴に切れ目を入れてできあがり~
しかし保育園、幼稚園、小学校の入園入学グッズ、用尺も作り方も書かずに、できあがり寸法だけ通達するなんて、不親切すぎではないでしょうか?ソーイング人口が多かった昔ならまだしも、現代においてできあがり寸法だけ見て作れる人がどれぐらいいるのでしょうか?特に保育園なんて、赤ちゃん抱えて必死で預け先探して、ようやく行先決まったと思ったら、大量・多種・サイズ指定の入園グッズ準備…保育園で一括購入して保護者は記名だけで済ませるようにした方が、保育園と保護者、両者にとって良い気がします。そして、赤ちゃんとずっと一緒にいられる、復職までの貴重な時間を大切に過ごしてもらいたいまあ、そうやって保育園や幼稚園、小学校が丸投げしてくれるから、私たちにありがたい仕事が来るのですが…