沈黙

某ブログサイト上で友達になった神奈川県在住の女性ブロガーＳさんと渋谷のファミレスで食事をした。

渋谷のファミレスは２時間という時間制限があり、延長は出来ないシステムだった。

あっという間に２時間が経過したがＳさんと離れがたく、私は近くの喫茶店に彼女を誘った時の事を今日は書こうと思う。

沈黙の話だ。

タバコを吸いながらまったりと過ごす中、Ｓさんがこう切り出したのだ。

「私は今まで人と居る時に沈黙になるのを極度に恐れていた。話が途切れた途端、別の話題を提供せねばならないと焦っていた。そして今まさに私達は沈黙していた。

ところが金魚さんはそれをまるで気にする様子がない。沈黙状態など何とも思ってないかのように至って普通にしている。

金魚さんの様子を見てそれで良いのだと思えた。恐れる必要などないのだと。大変心が楽になった。感謝する。」と。

決して誉められたものではない私が誰かの心を楽にするなど考えたことも無かったので驚いたが、Ｓさんは皮肉を言う人ではない。

この記事が沈黙を恐れる他の誰かの目に止まる奇跡を期待して終わりとする。