山海という土地名のごとく、山もありすぐ前には伊勢湾が広がっているとても景色の素晴らしいお稲荷さんです。
私が子どもだった時も、私の子どももこの海で泳ぎました。内海のほうが有名ですが、父の共済の海の家が山海にあったので、父が借りて、連れてきてくれて、遊びましたね。
実家に帰っても、やること満載で、なかなかフリーになることはなく、行きたいと思っても行けるとは限らず、実際なかなか行けなかったのですが、昨日は母も友人と長く続けている刺繍の集まりの日だったので、送り届け、また迎えに行くまでの間に行ってこよう!と決めました。
雨は降らない予報だったのに、高速に乗っている途中から雨がポツポツと降ってきました。
着いた時にもすこーしだけ降っていて、迷いましたが、まぁいいやと傘は持たずに上まで上がることにしました。

途中、弘法大師の社という前を通り、御祈祷を受ける時はここでするんだったわ、でも今日は行けないなぁ……と思って通りすぎました。


中腹から見た伊勢湾。島が見えます。
写真だとよく見えませんが、多分、神島という島です。その海の向こうには伊勢神宮があるはず。拝みたくなります。

拝殿に着くと、今日は月並み祭だったらしく準備をされていました。じゃあ外で聞かせていただこうと思っていたら、すぐ中から、咳をするために外に出てこられた方が、「上がりなさい」と仰るので、いいんですか?とお言葉に甘えて昇殿することになりました。
そこに正座していると、御祈祷を受けるときの白い法被を着なさいと言われ、ええ?私も一緒に御祈祷を受けることに。名前も聞かれて、「予約してないんです〜」と言ったら、「いいんです。一緒にやります」とおっしゃってくれて、椅子にも座りなさいと氏子さんたちが押してくれました。
それはそれは丁寧な御祈祷でした。中臣祓を初めて近くで聞くことができました。
きっと地元の方であろうみなさんに混じって、本当にありがたく思いました。
帰りにまた海を撮ってみました。家に帰って見たら、なんと蝶々が写っていました。拡大するとかなり詳細でした笑

そして、お時間のある方は、下の弘法大師の社で、御祈祷がありますので、どうぞと仰います。
でも、さすがに私は図々しいよなぁと思いつつ、こんな機会はない!またいつ来れるか分からないもんと、下に行ったときに、信者の方に私もいいでしょうかと聞いてみたら、「もちろん〜」とにこやかに仰ってくれて、中に入ることができました。
清水宮司様はかなりのご高齢とは伺っておりましたが、袴もご自分でキリッと着付け、さすがでした。
この後の御祈祷のことは私のような何もわからない蒼生の者はまだ記さないほうがよいと思うので残しませんが、後で息子さんがびっくりしたでしょ?と笑っていました。
清水宮司様とお話しすれば?と氏子さんたちが仰ってくれたのに、私は「私なんて畏れ多いです…」と遠慮してしまいました。ここが私のいけないところなんだ!!と思い、手を握らせてもらえるか息子さんに聞いたら、「大丈夫、行っておいで」と言ってくれたので、思い切ってお願いしました。ここへ来た動機やたまたまちょうどあの時間に来たんですということをお話ししたら、「呼ばれたんだわ」と言われました。皆さんに、またおいでとおっしゃっていただき、パンフレットに日にちが書いてあるから、また見てきてね、と言ってくれて、優しさに涙が出そうでした。
御祈祷の最中も涙が出そうでしたけど、そのことは何度も通ってから、私にきちんと間違いのないように説明できる確固としたものができてから、書こうと思います。こんなことがありましたとか、興味だけで、書くことようなことではないと思っているからです。
実家には2ヶ月に一度帰ることにしているので、その時には行きたいと思っています。なんといっても皆さんの優しさが身にしみました。
書き殴りなので、また校閲、直しをすると思いますが、
余韻が残っているうちに残そうと思ったので取り急ぎ。

帰りはちょっと買い物をして帰ってお迎えの時間になり、佳き日になりました。