
コンピュータがチェスの世界チャンピオンを破ったのが、1997年。将棋の米長邦雄を破ったのが2012年。さらに、囲碁のイ・セドル九段(韓国)を破ったのが2016年。驚異的なスピードで、人工知能が進化している。
いまや、超高速ロボットを使った金融取引は、株式市場のみならず、為替市場、債券市場など広く行われており、アメリカの株式市場におけるアルゴリズム取引のシェアーは85%に上っているという。そのスピードたるや、100万分の1秒を争うというから、ただただ驚きだ。
しかも、そのパフォーマンスがまたすごい。アメリカのバーチュ・ファイナンシャルという会社は、高速ロボットを使った取引で2009年から2013年の5年間1238日のうち、損失が出たのはたった1日だけで、あとは全部勝ち越しだったという。個々の銘柄で見れば勝つことも負けることもあるが、100万分の1秒単位の高速で大量の売買を行なう結果、確率的に最後は利益をたたき出すことができるのだという。
アシモやペッパーなど、日本では人型ロボットが人気を集めているが、金融市場におけるロボット・トレーダーの開発は、日本は大幅に遅れている。金融市場は今やロボットだらけらしい。
我々素人投資家が勝てないのは無理ないね。
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