裏社会を読み解く1冊
著者の植草一秀氏は2000年から2006年を「黒い霧期」と呼ぶ。この時期に市場原理主義、新自由主義経済政策が本格導入され、現在の日本経済に通じる問題の基本構造が構築された。 ...
スローライフ
今年もつつじが満開の季節を迎えている。 つつじは毎年毎年同じように咲く。 一方、人間は花と違って毎日毎日さらに前進することを求められる。 70年間、ずっと馬車馬...
連合はどこへ行く?
2022年5月4日の毎日新聞に、自民党と連合の急接近が伝えられている。連合とはいったいどういう存在なのか。少し深堀してみたい。 第二次世界大戦後、世界のナンバーワンとなったア...
教員をやめて初めて分かることがある
これまで授業はできる限り中立的であろうと人一倍気を使ってきた。しかし、教員をやめて自由な立場から物事を考えることができるようになり、もっと大きな視野から社会を見ることができるように...
本当の主権者教育とは?
18歳以上が有権者となり、高校生にも主権者教育をしろというお達しが当時あった。教育現場では各政党の政策の違いを調べさせたり、選挙管理委員会から投票箱を借りてきて模擬投票を行ったりさ...
おかしなこと
おかしなことも、それが長年続けば普通となる。今日はそんなお話をいくつか書いてみたい。 ...
経済成長と財政再建
累積公債残高が1000兆円を超えた。これをどう返済するか?政府が言うのは「経済成長による自然増収」である。これが実現できれば誰の腹も傷まない。理想である。 経済成長と税...
「小さな政府論」心に響く?
消費税がどんどん引き上げられる中で、「小さな政府」を求める声が高まっている。 無駄を削れ、公務員を減らせ! よほど心地よく響くのだろう。 しかし、消費税が導入された...
財務省の力
財務省(大蔵省)がすごいところだというのは小さいころから何となく聞いていた。私が初めてその権力の大きさを目にしたのは高校教員になってからである。財務省官僚による講演があり、講演...
憲法改正と社会契約説
自民党は2012年4月「日本国憲法改正草案」を発表した。この狙いを一言でいうなら 「国民のための国家」から「国家のための国民」への転換 すなわち明治憲法への回帰である...