解熱剤、点滴
手を尽くしてもらい
前々日の夜中位に37度台まで下がり始めるが
まだ予断を許さない
でも、私は私の根性を信じて受験の担当教師に電話をかけた
何とか、当日までに熱を下げるから
受験させてもらえないか?
受験校に別室での受験は可能か
確認していただけないだろうか?
初めは
お前なら他の高校でも受かるぞと宥めていたが
私の涙の訴えに
掛け合ってみるよと言ってくださった
当日37.5を超えたら受験は出来ない
それ以下ならと返答をもらえたと連絡が来た
受験当日
その高校受験希望の同級生と
マイクロバスで向かう
念の為私の席は一番うしろ
行きすがらも皆は最終追い込み
私は熱が上がらないだけに専念
会場につくと
保健室へと案内された
そこが私の受験会場
試験が始まる
一教科終わって横になるの繰り返し
全教科終わった頃には
ほとんど声も出せなかった
帰りのバスの中では
答え合わせをし始めたが
私には
なんと回答したのか!そもそも解答欄をうめたのかすら覚えていなかった
バスが中学に戻り
迎えに来ている父に抱えられるようにしてうちに戻る
その日からまた寝込んだ