10月28日、第48回日本少年野球春季全国大会東北支部予選が開幕し、南会津ボーイズは1回戦で岩手ボーイズさんと対戦し、2ー6で敗れました。
平成29年10月28日 いわき市南部スタジアム
岩手ボーイズ 0200202 6
南会津ボーイズ 0010100 2
無難に1回を0点に抑えた先発遼太でしたが、2回に安打2本と四球で満塁のピンチを迎え、8番打者にレフトオーバーの2塁打を打たれ2点を先制されます。
それに対し南会津ボーイズは相手投手の勢いのあるストレートに押され気味。
しかし、3回裏。1死から莉那が四球で出塁し亮の送りバントで2死2塁とし、1番遥人の左中間への安打で1点を返します。
4回表 先頭打者に3塁打を打たれ0アウト3塁のピンチを招くものの、後続をセカンドフライ、三振、ライトゴロと粘り強く守り追加点を許さず、逆転を狙います。
4回裏の攻撃、竜也の右前打で出塁するも4、5、6、クリーンナップが続かず無得点。
負けられない南会津ボーイズは5回表からエース勇志をマウンドへ送るものの、流れを変えることが出来ません。先頭打者に右中間への3塁打を打たれ、次打者のときにパスボールであっさり失点。1アウト後、また3塁打を打たれ1死3塁。4番打者を三振に奪い2死としますが、5番打者に左中間へ運ばれ2失点。この時点で1ー4と3点のビハインドとなります。
その裏の攻撃。5回の守備から一塁に入った栞太が四球で出塁。亮はライト前に運ぶものの一塁アウト。2死2塁。遥人、匠人と連続四球で2死満塁のチャンスで、打席には前の打席右方向へ強い打球のヒットを打っている3番竜也。結果はセカンドゴロエラーで1点を返します。2死満塁で4番遼河。気合いの入った表情で打席に入ったものの残念ながら空振り三振。1点を返すにとどまります。
さらに6回裏の攻撃。1死後遼太が左前安打で出塁し、続く陸人がヒットエンドランを見事に決めて1死12塁のチャンス。しかし、栞太投ゴロ、亮二ゴロでチャンスを生かせません。
7回表、1死から四球と送球エラーで23塁のピンチを招き、2本のタイムリーを許し2失点で万事休す。
最終回の攻撃は1番からでしたがあっさり3人で打ち取られ試合終了となりました。
振り返ってみると、攻撃では4回のノーアウト1塁、5回の2死満塁、6回の1死12塁と再三チャンスは作りましたが、あと1本が出ませんでした。
守備では、打たれるのは仕方ありませんが、それにしても簡単に失点を許すケースが多かったように感じました。2点を先制され、もう絶対に失点出来ない流れの中5回、7回と失点してしまったケースについては反省しなければなりません。結果はともかくそれに至るプロセスがあります。失点した場面を自分自身で振り返り至らなかった部分を受け止めてほしいと思います。
それにしても毎年のことといえばそうなりますが、南会津の子どもたちは勝つ意識がなかなか前面に出て来ません。性格や気質の問題もありますが、私は野球というゲームに対する理解不足もあるのではないかと考えています。勝つためには相手より多い得点と少ない失点が絶対条件なのに、失点に対する意識やそれを防ぐための意識が薄く、得点に関しては何としても奪おうという気持ちや、それを達成するための作戦に対する理解が足りないと感じます。中学生にどこまで求めるかという話にもなりそうですが、勝つ意識やチームをそこへ導こうとする意思に年齢は関係ありません。
少し厳しいことを言えば、何のためにボーイズという道を選んだのか。学校の部活動に加え週4回の練習、遠いところからお父さんやお母さんに送迎していただき、厳しい練習にも耐えています。せっかく自分でチャンスをつかもうとしているのに、それが徹底出来ない。入った時点で満足しているのか行動が受け身で、指導者の指示待ちの傾向が強いのが新チームの印象として強いです。
私は以前ふくしま駅伝の監督を務めていましたが、よく「速い遅いは能力によって差があるけど、一生懸命走る、全力を尽くすということは誰もが出来ること」と子どもたちに話していました。だから、まずはチーム全員自分の全力を尽くそう、と。そこが駅伝の最低限のスタートラインです。駅伝は要は走り比べ、競争です。速いか遅いかだけで順位が決定し、価値が与えられます。だからこそ、気持ちの部分が結果を左右する大きな要素になります。誰か絶対的に速い一人より、チーム全員の全力を尽くす意識が大切なんです。
1年生、2年生のみんな。
野球を上手になることと勝つことは別物ですか?南会津ボーイズは人数が少ないから、上手な選手が少ないから、南会津は雪が降るから勝てなくても仕方ない。そんな意識はありませんか?
1年前の先輩たちの姿を憶えていますか。1年生の頃から試合に出場し、能力は高いとされていたものの勝てない試合が続きました。毎試合負けるたびに涙を流している先輩たちの姿が目に浮かんで来ませんか。
今シーズン最後の公式戦が終わりました。2年生に残されたチャンスは決して多くはなく、時間は限られています。どんなチームを目指し、どんな戦いをして、どこまで行きたいのか。主将を中心にもう一度考えてほしいと思います。せっかく一人一人の意思で集まったメンバーです。このメンバーで達成出来ることは何なのか。私たち大人も含めみんなで考えて行きましょう。
野球ではどんなにエラーをしても出場している限り守備機会はまたやって来ますし、どんなに三振してもまた打席はやって来ます。もう一度やって来る打席に、どんな気持ちで挑むかは自分次第です。今回の敗戦から何を学ぶか。このチームに関わる誰もが試されています。
平成29年10月28日 いわき市南部スタジアム
岩手ボーイズ 0200202 6
南会津ボーイズ 0010100 2
無難に1回を0点に抑えた先発遼太でしたが、2回に安打2本と四球で満塁のピンチを迎え、8番打者にレフトオーバーの2塁打を打たれ2点を先制されます。
それに対し南会津ボーイズは相手投手の勢いのあるストレートに押され気味。
しかし、3回裏。1死から莉那が四球で出塁し亮の送りバントで2死2塁とし、1番遥人の左中間への安打で1点を返します。
4回表 先頭打者に3塁打を打たれ0アウト3塁のピンチを招くものの、後続をセカンドフライ、三振、ライトゴロと粘り強く守り追加点を許さず、逆転を狙います。
4回裏の攻撃、竜也の右前打で出塁するも4、5、6、クリーンナップが続かず無得点。
負けられない南会津ボーイズは5回表からエース勇志をマウンドへ送るものの、流れを変えることが出来ません。先頭打者に右中間への3塁打を打たれ、次打者のときにパスボールであっさり失点。1アウト後、また3塁打を打たれ1死3塁。4番打者を三振に奪い2死としますが、5番打者に左中間へ運ばれ2失点。この時点で1ー4と3点のビハインドとなります。
その裏の攻撃。5回の守備から一塁に入った栞太が四球で出塁。亮はライト前に運ぶものの一塁アウト。2死2塁。遥人、匠人と連続四球で2死満塁のチャンスで、打席には前の打席右方向へ強い打球のヒットを打っている3番竜也。結果はセカンドゴロエラーで1点を返します。2死満塁で4番遼河。気合いの入った表情で打席に入ったものの残念ながら空振り三振。1点を返すにとどまります。
さらに6回裏の攻撃。1死後遼太が左前安打で出塁し、続く陸人がヒットエンドランを見事に決めて1死12塁のチャンス。しかし、栞太投ゴロ、亮二ゴロでチャンスを生かせません。
7回表、1死から四球と送球エラーで23塁のピンチを招き、2本のタイムリーを許し2失点で万事休す。
最終回の攻撃は1番からでしたがあっさり3人で打ち取られ試合終了となりました。
振り返ってみると、攻撃では4回のノーアウト1塁、5回の2死満塁、6回の1死12塁と再三チャンスは作りましたが、あと1本が出ませんでした。
守備では、打たれるのは仕方ありませんが、それにしても簡単に失点を許すケースが多かったように感じました。2点を先制され、もう絶対に失点出来ない流れの中5回、7回と失点してしまったケースについては反省しなければなりません。結果はともかくそれに至るプロセスがあります。失点した場面を自分自身で振り返り至らなかった部分を受け止めてほしいと思います。
それにしても毎年のことといえばそうなりますが、南会津の子どもたちは勝つ意識がなかなか前面に出て来ません。性格や気質の問題もありますが、私は野球というゲームに対する理解不足もあるのではないかと考えています。勝つためには相手より多い得点と少ない失点が絶対条件なのに、失点に対する意識やそれを防ぐための意識が薄く、得点に関しては何としても奪おうという気持ちや、それを達成するための作戦に対する理解が足りないと感じます。中学生にどこまで求めるかという話にもなりそうですが、勝つ意識やチームをそこへ導こうとする意思に年齢は関係ありません。
少し厳しいことを言えば、何のためにボーイズという道を選んだのか。学校の部活動に加え週4回の練習、遠いところからお父さんやお母さんに送迎していただき、厳しい練習にも耐えています。せっかく自分でチャンスをつかもうとしているのに、それが徹底出来ない。入った時点で満足しているのか行動が受け身で、指導者の指示待ちの傾向が強いのが新チームの印象として強いです。
私は以前ふくしま駅伝の監督を務めていましたが、よく「速い遅いは能力によって差があるけど、一生懸命走る、全力を尽くすということは誰もが出来ること」と子どもたちに話していました。だから、まずはチーム全員自分の全力を尽くそう、と。そこが駅伝の最低限のスタートラインです。駅伝は要は走り比べ、競争です。速いか遅いかだけで順位が決定し、価値が与えられます。だからこそ、気持ちの部分が結果を左右する大きな要素になります。誰か絶対的に速い一人より、チーム全員の全力を尽くす意識が大切なんです。
1年生、2年生のみんな。
野球を上手になることと勝つことは別物ですか?南会津ボーイズは人数が少ないから、上手な選手が少ないから、南会津は雪が降るから勝てなくても仕方ない。そんな意識はありませんか?
1年前の先輩たちの姿を憶えていますか。1年生の頃から試合に出場し、能力は高いとされていたものの勝てない試合が続きました。毎試合負けるたびに涙を流している先輩たちの姿が目に浮かんで来ませんか。
今シーズン最後の公式戦が終わりました。2年生に残されたチャンスは決して多くはなく、時間は限られています。どんなチームを目指し、どんな戦いをして、どこまで行きたいのか。主将を中心にもう一度考えてほしいと思います。せっかく一人一人の意思で集まったメンバーです。このメンバーで達成出来ることは何なのか。私たち大人も含めみんなで考えて行きましょう。
野球ではどんなにエラーをしても出場している限り守備機会はまたやって来ますし、どんなに三振してもまた打席はやって来ます。もう一度やって来る打席に、どんな気持ちで挑むかは自分次第です。今回の敗戦から何を学ぶか。このチームに関わる誰もが試されています。
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