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(公財)日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)
東北支部所属
『南会津ボーイズ』の活動報告をしていきます。

中学硬式野球と軟式野球

2015-07-29 | e.t.c

 一口にいって軟式野球は力が弱くても、我流でもできるが、硬式野球は力強さと正確さが必要である。基本に沿って正しく進めていかないと中学2年生くらいのややレベルが上がってきたときに頭打ちになってしまう。

 打撃において軟式ではスイングが多少遅くても、振り出し振り幅が多少大きくとも対応はできる。どちらかというと、上から叩くより運ぶスイング、追っ付け打法がいいと思う。

 プロ野球選手が軟式球を打つと、凡ゴロやファウルになることが多くまともに打てない。(うちの団員もこうなる)これはスイングが速く、上から叩くからボールをつぶす感じになるからだ。

 軟式用、硬式用スイングなどと区別をしてスイング練習することはできないが、高校で硬式野球をやろうとする人は少なくとも中学時代から硬式対応型スイングにするべきだろう。

 軟式少年野球や中学野球を見に行くと、大体は硬式対応フォームにしているようだが、中には軟式型「弧」の大きなスイングの子供もいる。こういう子供は、中学時代に硬式型に矯正しておかないと高校野球に進んだときに困る。

 バットの重さも軟式と硬式では約100グラムもの違いがある。この差は大きい。毎日のスイング数が同じでも重い硬式バットを振り続けると足、腰の踏ん張り、リスト、腕の強さも必然的に身についてくる。

 また、中学3年生ともなると投手のレベルも高くなり、それに対応すべき打撃フォームも基本に沿ってより正確な硬式対応フォームを作っておかないと頭打ちになってしまう。

 守りにおいて軟式はバウンドが高く弾むが、硬式は低いバウンドが多い。軟式の高いバウンドはダッシュ力やグラブさばきの訓練になるが、ヒザが立ち、突っ張る捕球、送球になる人が多く、ヒザを曲げる習性がつかない。これが一番の問題なのだ。

 ゴロ捕球はヒザを曲げ、腰を落とし、低い姿勢での捕球と送球が大事。硬式でないとその癖がつけられない。高校に行ってからではもう遅いのだ。欠陥が出ていい内野手に育たない。

 打撃においても守りにおいても中学生は成長期であり、よいクセをつけるには一番重要な時期、高校野球に進む子供は中学から硬式で、野球経験豊富な指導者の元、正しい基本的なものを身に着けるべきだと思う。

我々南会津ボーイズは、こうした考えのもと、団員達に日々指導しています。
いづれ、高校球児となる団員達には、各高校で即戦力として活躍してもらえることを信じ、野球を通じて挨拶、礼儀を学び、大学、社会人(プロ)と立派な大人になってほしいと思っております。
そして将来、次世代の子供達の指導者として南会津町は勿論、全国各地域に貢献してくれたら、大変嬉しく思います。

上記に述べたことは、決して軟式野球を否定することでは、ありません



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