マスターズ 元球児躍動
全国の元球児が高校野球の聖地「甲子園」に集い、2004(平成16)年から
毎年開かれている「マスターズ甲子園」。幅広い世代の元球児たちが、憧れの舞台
で躍動するもう一つの甲子園だ。二年前、本県代表として初出場した日大東北OB
チームのエースで同校バレー部顧問の宗像忠典(50)は、その魅力を知る一人だ。
全国の高校野球OB、OGが世代、甲子園出場経験、プロ、アマチュアの枠を超
え、出身校別に結成した同窓会チームが出場を目指す夢舞台。県大会を制し同年11
月13日、マスターズ甲子園に出場した日大東北は、福岡県代表の三池工と対戦。
先発を任された宗像は、選手としては初めて甲子園のマウンドに立った。「お上り
さんだから緊張した」とおどける宗像。
その試合では、甲子園球場のスコアボードに「宗像忠」「宗像洋」の文字。ショ
ートを守る長男洋介(23)の名前が宗像の名前の横に並んだ。チームメイトが贈
った、二人の打順をつなぐ心憎い演出だった。
宗像は「親子で参加したり、現役時代は夢に届かなかった選手が甲子園を目指す
など、それぞれ思い入れがある」と話す。宗像は1988(昭和63)年から母校
の日大東北野球部を20年間率い監督、部長として6度、甲子園の土を踏んだが、
現役時代は甲子園出場は果たせなかった。
マスターズ甲子園を通して、高校時代から30年越しの対決も実現した。79年
夏の県大会準決勝。宗像は安積商(現帝京安積)に敗れ、甲子園の夢が消えた。こ
の試合で、宗像から3安打を放ち勝利に大きく貢献したのが、硬式野球の郡山ベースボールクラブで監督を務める古川浩美(50)だ。高校野球の指導者として計6
度の甲子園出場を果たした宗像と、家業を継ぐために19歳で第一線から離れたが、
野球への思いを貫き地元クラブで監督を務める古川。お互い歩む道は違うが、野球
に傾ける情熱は同じだ。
二人の再戦は、昨年のマスターズ県大会一回戦。マウンドに立った宗像を迎え撃
つ古川。二人とも高校時代と比べると体重は増え、体力も落ちた。ただ勝負にかけ
る思いは変わらない。宗像は「普通なら決め球は変化球だけど、やっぱり駄目だね。
熱くなって直球勝負してしまった」。結果は追い込まれながらも、中前にはじき返
した古川に軍配が上がった。古川は「グラウンドに立つと、現役時代を思い出す。
宗像さんは監督として何度も球児を甲子園に導くなど尊敬できる人物」と話す。
06年に4チームの参加で歩み始めた、マスターズ甲子園県大会。今年は5月開
催で計18チームが出場するまで規模が拡大した。県大会実行委員を務める福島商
OBチームの宝槻進一(56)は「高校を卒業して何年たっても、甲子園への夢は
変わらない。選手たちが童心に戻り、グラウンドでプレーする姿を見ると、本当に
うれしく思う」とマスターズ甲子園の意義を語る。
日大東北OBチームには、宗像の教え子も多く在籍する。宗像は「卒業生が野球
を通して交流できる場として発足したOBチーム。今は教え子としてではなく、社
会人として彼らと接している」と話す。
世代を超えて甲子園を目指す元球児たち。夢を追う時間に終わりはない。(敬称略)
福島民友 ふくしま人生交路 アスリートたち より
甲子園…
いつまでも夢を持っていたいですね。
「南会津ボーイズ」の子供達には、甲子園出場の夢を叶えてほしいと思います。
因みに、うちの監督も日大東北OBとして、マスターズ甲子園出場しました。
現役でも出場しています。
うらやましい限りです。
その経験を「南会津ボーイズ」の子供達にも、伝えてほしいと思います。
よろしく!監督!
全国の元球児が高校野球の聖地「甲子園」に集い、2004(平成16)年から
毎年開かれている「マスターズ甲子園」。幅広い世代の元球児たちが、憧れの舞台
で躍動するもう一つの甲子園だ。二年前、本県代表として初出場した日大東北OB
チームのエースで同校バレー部顧問の宗像忠典(50)は、その魅力を知る一人だ。
全国の高校野球OB、OGが世代、甲子園出場経験、プロ、アマチュアの枠を超
え、出身校別に結成した同窓会チームが出場を目指す夢舞台。県大会を制し同年11
月13日、マスターズ甲子園に出場した日大東北は、福岡県代表の三池工と対戦。
先発を任された宗像は、選手としては初めて甲子園のマウンドに立った。「お上り
さんだから緊張した」とおどける宗像。
その試合では、甲子園球場のスコアボードに「宗像忠」「宗像洋」の文字。ショ
ートを守る長男洋介(23)の名前が宗像の名前の横に並んだ。チームメイトが贈
った、二人の打順をつなぐ心憎い演出だった。
宗像は「親子で参加したり、現役時代は夢に届かなかった選手が甲子園を目指す
など、それぞれ思い入れがある」と話す。宗像は1988(昭和63)年から母校
の日大東北野球部を20年間率い監督、部長として6度、甲子園の土を踏んだが、
現役時代は甲子園出場は果たせなかった。
マスターズ甲子園を通して、高校時代から30年越しの対決も実現した。79年
夏の県大会準決勝。宗像は安積商(現帝京安積)に敗れ、甲子園の夢が消えた。こ
の試合で、宗像から3安打を放ち勝利に大きく貢献したのが、硬式野球の郡山ベースボールクラブで監督を務める古川浩美(50)だ。高校野球の指導者として計6
度の甲子園出場を果たした宗像と、家業を継ぐために19歳で第一線から離れたが、
野球への思いを貫き地元クラブで監督を務める古川。お互い歩む道は違うが、野球
に傾ける情熱は同じだ。
二人の再戦は、昨年のマスターズ県大会一回戦。マウンドに立った宗像を迎え撃
つ古川。二人とも高校時代と比べると体重は増え、体力も落ちた。ただ勝負にかけ
る思いは変わらない。宗像は「普通なら決め球は変化球だけど、やっぱり駄目だね。
熱くなって直球勝負してしまった」。結果は追い込まれながらも、中前にはじき返
した古川に軍配が上がった。古川は「グラウンドに立つと、現役時代を思い出す。
宗像さんは監督として何度も球児を甲子園に導くなど尊敬できる人物」と話す。
06年に4チームの参加で歩み始めた、マスターズ甲子園県大会。今年は5月開
催で計18チームが出場するまで規模が拡大した。県大会実行委員を務める福島商
OBチームの宝槻進一(56)は「高校を卒業して何年たっても、甲子園への夢は
変わらない。選手たちが童心に戻り、グラウンドでプレーする姿を見ると、本当に
うれしく思う」とマスターズ甲子園の意義を語る。
日大東北OBチームには、宗像の教え子も多く在籍する。宗像は「卒業生が野球
を通して交流できる場として発足したOBチーム。今は教え子としてではなく、社
会人として彼らと接している」と話す。
世代を超えて甲子園を目指す元球児たち。夢を追う時間に終わりはない。(敬称略)
福島民友 ふくしま人生交路 アスリートたち より
甲子園…
いつまでも夢を持っていたいですね。
「南会津ボーイズ」の子供達には、甲子園出場の夢を叶えてほしいと思います。
因みに、うちの監督も日大東北OBとして、マスターズ甲子園出場しました。
現役でも出場しています。
うらやましい限りです。
その経験を「南会津ボーイズ」の子供達にも、伝えてほしいと思います。
よろしく!監督!
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