不良

　時は移り、検事が優太の前に居た。
　検事は、泣いていた。
　検事は、こう言う。
　「お前を、起訴したくない」
　「生い立ちが、あまりにも、壮絶だ」
　竹田は、既に、起訴され、拘置所に、移っていた。
　優太は言う。
　「家では、レイプ！　外では、犯罪！　ふざけんな！」
　「もう、どうにでも、なれ！」
　検事は、求刑、5年を請求した。