普段
勝手に家に入ってきて
勝手に好き放題やりちらかして
勝手に帰ってく
近所のオレの2つ年上のヤカラがいる
そ
ホンマモンのオッサン
このオッサン
畑に関してはオレがライバルらしく
「お前!もう!秋の畑準備か!!!!」 ヤカラ
「秋モン。。。植える準備やがな。。。」 せみ丸~
手には
何故かいつも自分だけのカンチューハイ
「。。。なんで?オレの分無いの?」 せみ丸~
「飲酒運転ぢゃあああああ!」 ヤカラ
「。。。いや。。。オメーも」 せみ丸~
そんなヤカラ
若かりし頃はそれはそれは度派手にやってた(色んな意味で。。
最近は中年太りと
髪の後退。。。
で?
女に相手にされなくなったから畑に目覚めた?
ま
そこは
人の人生 良しとしといて
実家
蕎麦
「おう!蕎麦食いにいこうぜ!お前!予約せーや!うちの嫁にも電話して!」 ヤカラ
・・・自分で嫁に電話せーや
てか
オレは畑したいから行かへん!!と言うてるのに
強引にご同行になったw
実家のママりんに電話予約
古い
旧い。。。民家改修の蕎麦屋
実家のママりんは
久しぶりの客に
大はしゃぎ!
もぉwママりん この人ってばホンマ
珍客が来ていちびるw愛猫チマ君と一緒ヤンw
憎めない
メニューは到ってシンプル
ざるそば
かけそば
おろしそば
山菜そば
何も無い
。。。。でも
ヤカラは
意外にも意外
感慨深気に喜んでた
良かったのかも知れない
オレとヤカラは
今でこそ畑と言う共通の趣味があって
意気投合やが
その昔の
ヤンチャやった彼なんか
この歳になるまでオレ知らなかったし
知ってても関わり合いになりたくなかったしw
彼が意外にも
繊細なハートの持ち主やったと言う事も知らなかった
彼が喜んだ理由は
今でこそ改修された古民家
実は。。。彼の実家やったのだ
恐るべし!世間の狭さ!
運命のいたずら!
「うわーーーー!懐かしい!ここ!ここ!!!!ここ!オレが落書きした柱やーーーー!」 ヤカラ
「あぁwそのせいで物件の値段下がったのねw」 せみ丸~
「あああ!この水屋!これ!オレが張ったシールやん!」 ヤカラ
「へぇーーーーw」
「あーーーー!この五右衛門風呂!そのまま!残ってるんやぁーーー!懐かしい!」 ヤカラ
そうなのだ
彼こそ
この蕎麦屋 古民家の末裔なのだ
「ああああああああああああ!おとんとオカン!家売らンと残しておいてくれたら良かったのにーーーー!」 ヤカラ
後の祭りw
ヤカラは今
ヤカラと言えど社長なので
素晴らしい家に住んでいるw
こんな理由もあって
蕎麦屋に行った訳だ
彼のその昔 大昔の実家
隣で笑うヤカラの嫁
「あんた そんなん今更言うても遅いわぁ~」
この嫁が出来た人で
ヤカラの全然おもろない会話にも
いちいち反応して笑うw
それはそれでOKなのだ
30年も前の
ヤカラの元実家
現在蕎麦屋
懐かしい懐かしい場所へタイムスリップ
「くそぉ。。。こんなに一杯 蕎麦 食えへんわぁーーー!」 ヤカラ
ww
解ってるって
想い出 懐かしさ あの頃の あのトモダチ あの臭い 今は亡くなったおじいちゃん おばあちゃん
いっぱいイッパイ一杯 色んなモンで胸いっぱいで
食えへんくなったんや
ヤカラと奥様と一緒にご同行して良かったのかも知れぬ
ヤカラの奥様は前の銀○の先輩で一緒に仕事した事もある
これも運命
「あー?奥さん?○○○行やっけー? ミンちゃん?今○○銀○やっけー?」 まかないの叔母ちゃん
何度も説明するも
何回も
「ほんで?○○やっけ?」 叔母ちゃん
もぉえーってw
普段はどうしようもないヤカラなおっさん
安い蕎麦で
それでも
夏の終わり
今年の夏の思い出に残してくれる一日である事を願う
さて?
蕎麦食いたいそこのギャラリィ?
オレの青春の幻影付で良いなら
いつでもご案内いたしまするw