遅くなりましたが
先週末の伊豆ドライブのつづきです。
日曜日、一番最初に訪れてたのは
南伊豆町の菜の花畑。
鮮やかな菜の花。でも風が吹いて寒い日でした。
そして土曜日にも見た「みなみの桜」。
他の桜は、蕾からほんの数輪花開いたくらいなのに
ここの2本だけは5分咲き以上。
観光客が不思議そうにしている時、ボランティアガイドの方が
「研究の一環として、早く開花させる試みを…」(つまり開花促進剤を使用)
ということを説明してくれました。
私はよく知らなかったのですが
早咲きを売りにしている河津桜のケースでは
促進剤の使用がネガティブに報道され、問題になっているのだとか。
ですが、みなみの桜並木に居合わせた観光客の皆さんは
「おかげで、これが見れた。来た甲斐があった」と
口々に言っておられましたよ。
他の木よりも早く咲かされてしまう桜の木にとっては迷惑でしょうが
観光資源と考えると仕方ないのではないでしょうか?
私個人の感想としては
促進剤を使う必要はないと思います。
過去にほとんど毎年、河津や南伊豆の桜を見に行っていますが
なにせ自然のものですから
その年ごとに、早すぎたり遅すぎたりするのは当たり前で
満開の時に行けたら超ラッキー♪
くらいに思っていますから。
過去に、2月の最終週に宿の予約を取っていて
開花状況をチェックしていたら2月半ばに満開と知り
慌てて新たに宿を予約して、満開の桜を見に行ったこともあります。
(その時は、2月末の宿もキャンセルせずに、すっかり散った桜を見ながら
のんびり足湯を楽しみました)
日本人にとって桜は特別なものです。
まして他の桜にさきがけて咲くとなれば
見てみたいのは人情ですよね。
でも、桜が特別であればこそ
蕾の桜も愛で、葉桜も愛でる、というのが
本来の楽しみ方だと思っています。
あくまで私自身の考えですが。
でも実際には、咲いていなかったり散った後に来た観光客が
「咲いていないなら、桜まつりなんて宣伝するのをやめちまえ!」と
声高に文句をいっている場面に遭遇したこともあります。
日本人として美しい桜を求める心はあっても
日本人らしい慎ましさや諦観を持たない人が
増えているのかもしれません。
桜を見る側の心に、もう少しゆとりがあれば
促進剤を使ってまで早く咲かせる必要もなくなるのですから
促進剤の是非については、観光客のマナーやモラルも含めて
議論されるべきだと思います。
長くなってすみません(^_^;)
肝心の河津桜は
「促進剤使用」と明示してある数本の他は
まだまだ開き始めの状態でしたが
売店のおばちゃんたちの「咲いてないけど楽しんでって!」という
心意気が伝わってきて、心が温まりましたよ。
ところで、先週末の旅行の写真を整理していたら
ピクチャフォルダの中に懐かしい写真を発見しました!
2007年の2月12日~14日で河津桜を見に行った時の写真です。
河津桜の原木が、ほぼ満開なのがわかります。
こちらは2009年の2月15日に撮影した写真。
満開を過ぎて、やや葉桜になっているのが分かります。
※この年の10月に出産し
2010年~2012年の間は、河津&みなみの桜のお花見をお休みしています。
これらの写真を見ると、本来なら、本当に河津桜が早咲きなのが
お分かりいただけると思います。
話が前後しますが
河津桜の手前、iZooの前を通りかかると
こんなに見事に桜が咲いていました\(^o^)/
けっこうな大きな木が数本、駐車場の脇に植えてあって
どれも見事に咲いていました。
同じ品種の桜でも、環境や樹齢によって個体差が大きいですね!
自然体で早咲きの桜を見ることができて、大満足でした(*^_^*)
(つづく)
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