
「温泉津」と書いて「ゆのつ」と読む。
松江市や出雲市からはだいぶ西にある。
出雲市駅から普通列車で1時間20分ほど、特急でも1時間程度の距離である。
特急は通過するものも多いので注意が必要だ。
車では山陰道の温泉津ICが近い。
温泉津温泉街は世界遺産登録されている石見銀山の構成要素の一つでもある。
つまり、世界遺産の温泉と言って良い。
日帰り温泉はこの元湯と薬師湯の2つがあり、斜向かいの位置にあり非常に近いが、源泉が異なるため特徴も異なる。
いずれも最高のお湯であることに変わりない。
500円を支払うと初めてかどうかと聞かれる。
初めてと答えると、入り方を丁寧に教えてくれた。
・元湯には3つの浴槽があり、ぬる湯・通常・熱湯とあり、順番に入ること。
・ぬる湯で長湯はしないこと。
・熱湯は常連でも入れない人がいるほど熱いので、無理をしないこと。
この3つである。
熱湯は源泉かけ流しであり、源泉湧出位置から1m程度の場所にあるため、非常に新鮮な湯であるそうだ。
日によって色も変わるらしい。
筆者も3つの湯を順に試したが、熱湯には入ることができなかった。
46℃くらいのようであり、熱いよりも痛いと感じるレベルである。
通常の湯に数分浸かり過ごしたが、こちらも薬師湯と同等の非常に良いお湯で、あっという間に暖かくなりそれでいて疲れもとれる。
湯上がりの爽快感は抜群だ。
惜しげもなく最高ランク評価としたい。
なお、昔ながらの公衆浴場でシャワーはなく石鹸の類もないことを付記しておく。
★★★+ ナトリウムー塩化物温泉(低張性中性高温泉) 自家源泉湧出量不明
島根県大田市温泉津町温泉津