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かさね色目のお手ふきんで端午の節句を楽しむ~月草~

2011-04-20 10:21:27 | 蚊帳ふきん&季節の手拭い


▲ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれていました。

 この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もあります。

 「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから

 「着き草」と呼ばれていたものと言われていますが、万葉集などの和歌集では「月草」の言葉を使うことが多いです。


▲万葉集をビジュアルで楽しむなら、この本をオススメします。ピエブックス出版の本です。


月草で染めた着物は、水で色が落ち易いことから、

万葉集では、この色を「心変わり」を例えたり

この世のはかない命を表すのに、詠み込まれている歌もあります。




でもそんなに儚いイメージかな?

むしろ月草の生命力ってかなりたくましくないですか?

繁殖力もすごいし・・・・・



話が脱線しますが、小学生の夏休み自由研究で「月草からでる朝露の観察日記」にとりくんんだことがあります。

朝起きると朝露をとり露を計り、観察した日記です。





話が戻ります。

今日は、生命力を感じる「月草」のお手ふきで端午の節句を楽しんでみました。


▲弟の家は男の子がいるので、5月近くになると玄関の室礼が端午の節句へと変わります。



▲月草のお手ふきんのイメージはこんな感じなのですが・・・・・。月草には生命力を感じます。


▲いつもの夏みかんも菖蒲風の葉をひいて、お手ふきんを月草に変えるだけで
 ほら!なんか勇ましい感じがしませんか。5月らしい!


▲我が家には男の子が授からなかったので、鯉のぼりをみるといいな~と思います。
 みるだけで元気になります。



トモル工房の旦那様の作品です。夫婦揃って作家さんで、旦那さんの田中孝明さんは木彫奥様の田中早苗さんは漆の作家さんです。

 


端午の節句は、凛々しい気持ちがします。

端午の節句をかさね色目のお手ふきんで楽しんでみませんか?

小川耕太郎∞百合子社のネットショップでご購入できます。





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