▲ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれていました。
この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もあります。
「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから
「着き草」と呼ばれていたものと言われていますが、万葉集などの和歌集では「月草」の言葉を使うことが多いです。
▲万葉集をビジュアルで楽しむなら、この本をオススメします。ピエブックス出版の本です。
月草で染めた着物は、水で色が落ち易いことから、
万葉集では、この色を「心変わり」を例えたり
この世のはかない命を表すのに、詠み込まれている歌もあります。
でもそんなに儚いイメージかな?
むしろ月草の生命力ってかなりたくましくないですか?
繁殖力もすごいし・・・・・
話が脱線しますが、小学生の夏休み自由研究で「月草からでる朝露の観察日記」にとりくんんだことがあります。
朝起きると朝露をとり露を計り、観察した日記です。
話が戻ります。
今日は、生命力を感じる「月草」のお手ふきで端午の節句を楽しんでみました。
▲弟の家は男の子がいるので、5月近くになると玄関の室礼が端午の節句へと変わります。
▲月草のお手ふきんのイメージはこんな感じなのですが・・・・・。月草には生命力を感じます。
▲いつもの夏みかんも菖蒲風の葉をひいて、お手ふきんを月草に変えるだけで
ほら!なんか勇ましい感じがしませんか。5月らしい!
▲我が家には男の子が授からなかったので、鯉のぼりをみるといいな~と思います。
みるだけで元気になります。
▲トモル工房の旦那様の作品です。夫婦揃って作家さんで、旦那さんの田中孝明さんは木彫、奥様の田中早苗さんは漆の作家さんです。
端午の節句は、凛々しい気持ちがします。
端午の節句をかさね色目のお手ふきんで楽しんでみませんか?
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