雨が降り、急に肌寒くなりました。上着も必要なほどでした。今日は講習を受けるために、朝早い新幹線で上京しました。描いて楽しむ絵手紙も長年描き続けていくうちに、その奥の深さと自分の目を育てていかないといけないことに気がつきます。予定の合うときは、努めて受講するようにしています。今学んだことがすぐに出るわけではないのですが、話を聞くことで、少しずつ自分の世界が広くなります。いいものを見ると言う事では「会津八一記念博物館」には、古い時代のものが展示してあります。よく集めたと思うくらいいいものが並んでいます。わからなくとも見ることからスタートです。地元の信濃美術館でも「川端康成の眼力」で、蒐集した名品の数々が今展示中です。一流の人たちはやはりいいものを見る目を持っていたのですね。ここも見ておきたい展覧会です。秋はやっぱり芸術の秋ですね。
とよ子さんが「千成瓢箪」を沢山もってきてくれました。日よけに作ったそうです。かわいい瓢箪がたくさんぶら下がっている様はきっと見事でしょよね。その瓢箪をみんなで描いたのですが、シンプルすぎて難しい!!何といっても立体感がだせないのです。描く前からえっ~って思いましたが、これではもう気持ちが瓢箪に負けているのです。だから描けないのです。描きたい!ヨシッ!って思ったときは、気持ちも乗っていますから、それなりにかけるのです。そんなわけで私の今日の一枚は、説明なしには?の絵になりました。毎日描いてはいても、結構こんな日も多いのです。もう開き直っていますけど。瓢箪のクビレがうらやましいどころか、瓢箪からコマにもなりませんでした。
布ぞうり作りが、流行っています。実は私も2年前に近くの公民館の講習に参加して、布ぞうり作りを体験してきました。浴衣をほどいて、切って持っていきました。上手、下手はともかく約2時間くらいで一様形にはなります。年輩の男性でとても手際のいい方がいました。まず、布の色あいが素敵なんです。鼻緒をよる手つきも私なんかとは大違いです。昔とった杵柄でしょうか、着々とつくりあげていました。私は浴衣というと、白と紺でなんとも寂しい色合いでしたし、出来上がった一足目は子供用のようになってしまいました。最終回にバザーのために一足寄付をするのですが、とてもあげられるようなできばえではありませんでした。不器用さを再認識しました。富子さんが今、はまっていて私にもプレゼントしてくれました。しっかりと丁寧に作られていて富子さんらしいです。もったいなくてはけません。毎日眺めていましたが、さえ子さんから届いた絵手紙も富子さんからの布ぞうりが描いてありました。私も真似して、描く時だけ足を入れてみました。肌に優しいです。大事に飾って置かないで履くことにします。
夕方、雷とともに激しい雨が降り涼しくなりました。日中は暑かったですからこれでほっとします。