時間 過ぎるの はやい
神戸の地震で天に帰った
はるかちゃんを 思いながら
種まきして つぼみが あがってきたよ
今年は 大事な種
まいていただけそうな人に
わけて お願いしたんよ
咲きだしたよ~って
メール とどいてる
はるかちゃん とおして
いろんな
元気もらってるね
あたしも
あえない大事な人
思ってしまう
あいたいのに
あえへんって
苦しい。
それで
きのうね
建築の仕事
27才の時から
ずっと笑顔で 励ましてくれた
工務店の社長に あいたくなって
まぁ いつも あいたいんだけど
今は 息子さんが 継いでおられるんだけど
手を あわせて
お祈りしてきた
いまの あたしのことも
写真みながら
こっそり はなしてきたん
明るい声が きこえてきそうで
って
あたしには 声が きこえたような気がした
社長は 神戸の地震で
大事な 大事な 長男さん ご家族を
なくされていた
お孫さんになる
とってもかわいい女の子 ふたり
男の子の赤ちゃん
ご夫婦の写真が いっしょに おかれていた
新しい家を 設計中に
借りていたアパートで 地震にあったんよ
かわいい女の子たち
どんな こわかったんだろうか
一瞬のことで
わかるまもなかったの?
赤ちゃんだけは お母さんが だいて
救い出されたときは 生きていたんよ
それでも しばらくして
天に帰ったん。って
想像したら 胸が苦しくなる
ききながら
いっしょに だいぶ 泣いた
なんも 言葉はでなくて
どんなに つらかったことか
いまも さびしい、つらいって
そうよね
生きてることは
かんたんじゃない。
生きたかったはずなのに
天に帰った命がある
なんでかなぁ
理不尽やなぁ
意味わからへんなぁ
ってなること いっぱいある
でも 忘れたらあかんこと
そして
生きてる あたしは
神さまに 感謝して
大事に生きよう。って
果物 大好きやったから
届いた桃 もっていったの。
果物 好きやったんまで
よう 覚えててくれたね
喜んでるわー。って
言っていただいた。
ていねいに 生きよう。
大事な時間