星野カレンダー2011の7月のページから「色どり豊かな木瓜の花々」というタイトルの文昭さんの絵と「真夏日に」という暁子さんの詩を紹介します。
真夏日に
こんなむし暑い日は
クーラーのある部屋に入っていますと
友の電話
少しは 節約をしようと
クーラーを つけたり消したりしている私と
あんまり 変わらないね
刑務所の夏は
濡れたタオルで いつでも 自由に
体を ふけるようにという
あなたの 要求が 実現するまで
何年 かかるのだろう
昔は 刑務所にいる あなたと
同じ環境に いようと 思ったことがあった
寒いときは寒く
暑いときは暑く
真夏日に
私が ひんやり甘い桃を
食べるのが好きだと言うと
自分も食べたような気になると
あなたが言うので
2個目の冷えた桃を
食べ終えて
手紙を書きました
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