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星野カレンダー2013の11月のページから「一緒に暁子の誕生日の豊かな時間を過ごすために」という文昭さんの絵と「愛のカタチ」というタイトルの暁子さんの詩を紹介します。
愛のカタチ
「一日一日を大切にね」
面会室から 去っていった
あなたの 言葉が
暖かく 私を包んだ
土曜日に 届く あなたの手紙には
夏場の寝具に タオルケットを
使えるようになって、
暁子たちの 申し入れのおかげだ とあった
放射能で 品不足になった うなぎが
半分の 大きさだったけど おいしかった とあった
調子が 悪い時に
私が送った マッサージ方法で
目に見えて 治った とあった
私が 17万人の一人として 7.16代々木デモに
参加した と言えば
暁子が そうしてくれたことで
自分も身をおけるのが 大きいよ
と文昭は言う
週一回 届けあう 手紙は
会えない 日々に 生命を通わせ
すべてを 与え合う 二人の 愛の営みだ
届けられた 愛のひとつ ひとつを
何十倍にも 大きくして
飾らない 愛を 送りあう
分かり合える 喜び
そして やがて 実を結ぶ 喜び
無期を 一つに 生きる 二人の
生きる 喜びに なっていった
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