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星野カレンダー2014の7月のページから「パレスチナ、嘆きを力にかえて未来を!」というタイトルの文昭さんの絵と
「すもも」という暁子さんの詩を紹介します。
すもも
紅い ゆりと
黄色の小さな花と
たわわに実るスモモの枝を
大切そうに 私は持って
いつもの 面会室に 入った
「今日も 暑いね」と
挨拶を 交わしながら
スモモの実を
ガブリと かじった
暁子が 何かを 食べるのを
見たのは はじめてだと
じっと 見つめる あなたに
すっぱい すももの味は
生命(いのち)の覚醒のように 伝わってくれたらと
私は かじった
何も言わない 看守の前で
文昭は
「みごとな 食いっぷりだ」と
笑った
「すもも」という暁子さんの詩を紹介します。
すもも
紅い ゆりと
黄色の小さな花と
たわわに実るスモモの枝を
大切そうに 私は持って
いつもの 面会室に 入った
「今日も 暑いね」と
挨拶を 交わしながら
スモモの実を
ガブリと かじった
暁子が 何かを 食べるのを
見たのは はじめてだと
じっと 見つめる あなたに
すっぱい すももの味は
生命(いのち)の覚醒のように 伝わってくれたらと
私は かじった
何も言わない 看守の前で
文昭は
「みごとな 食いっぷりだ」と
笑った
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