清澄白河駅近くの清澄通り沿線に建ち並ぶ、「旧東京市営店舗向け住宅」 江東区清澄3-3
関東大震災後の1928(昭和3)年、震災復興事業として当時の東京市が建築したものです。
震災を考慮した建物として、耐火構造の鉄筋コンクリート造りの長屋、間口2間半の商店を
関東大震災後の1928(昭和3)年、震災復興事業として当時の東京市が建築したものです。
震災を考慮した建物として、耐火構造の鉄筋コンクリート造りの長屋、間口2間半の商店を
4~6店舗くらいで1棟の長屋にした建造物です。
ぱっと見、なんら普通の建物の並びにみえますよね。
ぱっと見、なんら普通の建物の並びにみえますよね。
一連の並びの2階の上部には4列の段差のラインが走っています。
3階部分は後から建て増しているように見えます。
屋上や縦長の窓に、震災後の建築で流行したというアール・デコ調装飾がみられます。
当時はこうしたアールデコ調の建物がずらっと横並びになっていたんでしょうね。
大正時代や昭和初期のころの「昭和レトロ」建造物には、不思議な魅力があると思います。
当時を生きていたわけではないのに、その時代の建物を見ると、
どこか懐かしい気持ちにさせられます。
この建物を最初に見たのは、二十年以上前のことです。
あれから各戸のリフォームによって、景観も変わってしまったので
通り過ぎるまで気が付きませんでした。
(2024.4.8)
Canon EOS M6 MarkⅡ 18-150mm
なんとなく気になっていた建物でした。