雨の日には雨の中を

土づくり

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〔先日吉野公園で撮った水仙〕

今日は休みだったのですが、体調が悪かったので畑に行かず家でゆっくりしていました。いろいろ気をつけているつもりなのですが、週に1日は休養しないと元気にはなれないようです。昼間ずっと寝ていたら、夕方にはだいぶ快復しましたけどね。

で、今日はかねがね書きたいと思っていた土づくりについて書こうと思います。

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〔昨年秋のセンモト、ラッキョウ、ニンニク畑。※この水道は使用不可〕

この3畝の畑、同じ時期に堆肥をまいて耕して植え付けたのに、右の2畝と左の1畝では草の生え方が著しく違うというのがわかると思います。実はこれ堆肥の違いなんですね。2畝に使った堆肥はまだ未熟で雑草の種が生きていたのだと思われます。

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〔1週間後、ニンニクの畝だけ草取りを終えました〕

園芸歴が長い(もうかれこれ35年)と言うと、一番多く質問されるのが「どんな土を使ったらいいのか」ということ。でもねー「これ!」と簡潔に言うのはとても難しいのです。

植える植物の種類や植える鉢の種類によっても違うし、置き場所の条件(日当たりや風通し)やその人の管理方法(マメに水やりするかなど)によっても適した土質というのは全く変わってくるからです。

無難なのは市販の培養土を使うことですが、これも質にバラツキがあるので、目安として20Lで1000円くらいするものであればまず問題はありません。でも植物をたくさん育てていると、そんなに高い土ばかり使えないので安い物も購入するかと思うのですが、当たり外れがあることを覚悟の上で使うしかないと思います。

Dscn8978〔畑に設置したコンポスト〕

わたしは市販の培養土を使うことはほとんどなく、いつも自分で配合して作っています。

小学4年のときに園芸に目覚めて以来、ずっと土いじりはしているので、土の配合にはちょっと自信があります。

基本で使うのは赤玉土と腐葉土、それに籾殻くん炭や堆肥を配合して作るのですが、植える植物や容器で配合を変えているので、配合割合は一定ではないんですよね。

長年料理を作っている人が、目分量でおいしく味付けできたりするのと同じ感覚なので、特に配合割合も意識せずできあがった土を触って、「もう少し腐葉土を足すかな」とか調整しているので・・

で、上に書いたように堆肥や腐葉土などは質のバラツキが大きいので、実際使ってみていろいろ調整しないといけないんです。昨年春に安い腐葉土を買って使ったのですが、今年の梅雨~夏は今まで見たことがないいろんな種類のカタツムリがたくさん発生して、絶対あの腐葉土が原因だわと思いました。

できれば山里にいたころのように、土づくりの材料もすべて地元で調達したいのですがそれは難しいので、腐葉土だけでもと思い、このコンポストで作っています。でも完熟するまでに時間がかかるので、これで作っただけでは足りず結局購入していますけどね。

その気になればこだわりの土づくりができた山里での暮らしが懐かしいです。。
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