ガンダムが生まれた場所「旧サン縫製ビル」
1979年に放送が始まった『機動戦士ガンダム』は、今年で放送開始45周年を迎えました。
それを記念して、『機動戦士ガンダム』『機動戦士Zガンダム』などを制作したスタジオがあった旧サン縫製ビルについて紹介します——。
ガンダムブロンズ像「大地から」
旧サン縫製ビルのある上井草駅の前に建立されているガンダムのブロンズ像。(2008年建立)
旧サンライズ本社ビル
サンライズ本社だったビル。(現在は杉並区荻窪にある藤澤ビルディング内に移転)
旧サン縫製ビル (現・サンライズビル)
サンライズのスタジオがあった建物。サンライズ本社ビルの南側に延びる通りを直進すると、左手に見えてきます。
1階が第1スタジオで、『機動戦士ガンダム』『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』などが制作されていました。(Zガンダムは2階の第2スタジオ)
・旧サン縫製ビル (現サンライズビル)
東京都杉並区上井草2丁目37−7
※西武新宿線「上井草駅」から徒歩3分
編集後記
伝説的な作品を創り出したビルとあって、ちょっと緊張しながら訪れましたが、こじんまりとしたどこにでもあるような小さなビルでちょっと拍子抜け。
スタジオ移転後に訪れたこともあって伝説の抜け殻のような感じでしたが、『機動戦士ガンダム』の原点に来れて感動でした。
かつて、富野由悠季氏、安彦良和氏、板野一郎氏などのアニメーターが、まだ人気が出る前の初代ガンダムのセル画を必死に描いていた姿を思うと、感慨深いものがありました。
日本を代表するアニメが制作されていた場所なので、功績を顕彰する記念碑的なものがあってもいいのではないでしょうか。
日本が世界に誇る『ウルトラマン』を生んだ円谷プロや東宝ビルトの跡地に何の顕彰碑も無いように、この国は文化に対する敬意が無さすぎます——。
【出典】「日本バトリング協会」「takama2_shinji | Twitter」