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釧路市厚生年金体育館
釧路市柳町にあった体育館で、1963年4月1日に開館し、約半世紀にわたり釧路のスポーツや文化の拠点として大きな役割を担ってきました。
2008年に市内に「湿原の風アリーナ」が完成したことや老朽化によって、46年に渡る役割を終え、翌年3月に閉館。その後、解体されました。
今年で開館50年ということで、紹介させて頂きますーー。
立地
釧路厚生年金体育館は、日赤病院の向かいにありました。西側には柳町スケートリンクがあり、北側には屋外プールがありました。
[出典] 地理院地図 (1977年9月)
館内構造
地下1階が会議室や練習室、器具室、更衣室、1階が体育館、2階がロビーと食堂、3階が観客席になっていました。
卓球部の試合の時は、地階の入り口で上履き (卓球シューズ) に履き替えて、体育館の観客席に移動していました。
(2階のロビーにカロリーメイトの自販機があった記憶があります)
館内風景
バスケットボール、バレーボール、バトミントン、柔道、卓球、体操など、様々な競技に使用されており、釧路のスポーツのメッカでした。
ドリフ大爆笑の収録や、沢田研二やピンクレディー、松田聖子、近藤真彦などのコンサート、猪木率いる新日本プロレスの試合も行われていたようです。
編集後記
中学校時代に所属していた卓球部の大会のほとんどは厚生年金体育館で行なわれていて、少年時代の象徴ともいえる体育館でした。
なので、2010年に久しぶりに帰郷した時に立ち寄れず、次回帰省した時に訪れようと思っていたら、1年前に解体されていたことを知ってショックでした。。
最後に一目見ておきたかったですが、「今までお疲れ様でした。楽しい思い出を作らせて頂き、ありがとうございました」と言いたいですーー。
【出典】「釧路市スポーツ施設要覧」「地理院地図」