緑子のささやか作品集

デジカメ写真 パソコンでのお絵描 パソコン遊び いろいろ載せます。
ご覧いただければ嬉しいです。

サ・プ・ラ・イ・ズ ➁

2023-05-28 16:24:19 | 友人
2021の春「サ・プ・ラ・イ・ズ」とのタイトルで載せたブログがありました。
その続編です。

ご主人を早くに亡くした東京在住の友人が、古くなった家を建て替えることになり彼女は考えました。建て替えの間別に東京にいる必要は無い、地方の方が安くつくと京都で仮住まいすることを決意、ベランダから比叡山を望むマンションで十ヶ月を過ごし、その日の体調、天候、気分で足の向くまま名所、寺社などを訪ね、日毎の覚書をまとめて一冊の本にして自費出版しました。
下の写真がその本です。


23日の火曜日にその友人を含む5人で昼食会をしました。初めは十人以上のメンバーが居た会ですがだんだん人数が減ってしまいそれでも卒業以来ずっと年一回集まっていて、私も東京に居て都合がつく時は必ず出席していました。コロナのせいで3年ほど見送っていましたがその間に二人もの友が帰らぬ人となってしまい今メンバーは7人です。でも嬉しいサプライズもありました。本の著者のみやとさんが半年ほど前に転んで大腿骨骨折してしまい車椅子生活になったと聞いて心配していたのに、杖を突きながらではありましたが歩いていたのです。

この歳になると日が経つのの早い事、どうぞお願いもう暫くみんな元気で居られますように。

サ・プ・ラ・イ・ズ

2021-04-29 11:17:53 | 友人
 先日の事です。ポストに小さいけれどずっしりと重い封筒が入っていました。
差出人は学生時代からの友人ですが、普段電話以外で連絡をしあうことは無い人なので、郵便が来たのにまず驚きました。
 「いったい何?」と封を開けると中から一冊の本と「こんな本を出すことになってしまいました。ご笑覧いただければ嬉しいです。」とのメモが出てきました。


 以前「家の建て替えの為仮住まいをすることになって、始めは東京でと思っていたけれど、何も東京にいる必要はなさそうだから京都で過ごすことにしたの」と話すのを聞き、他の友人一同とそれは又ずいぶん思い切って・・・と驚いたものでした。本はその時の日記兼備忘録をまとめた物とのことです。コロナ禍で暗い気持ちの日々の中嬉しいサプライズでした。

 許可を得たのでホンの一部をご覧いただきたいと思います。

源氏物語が書かれた蘆山寺
 九月二十七日(木)、大本山蘆山寺(天台園浄宗)へ。市バス3号系統で府立医大病院前下車。一五七三年に、比叡山より現在の紫式部邸宅址へ移転。当地はかって紫式部の曽祖父藤原兼輔(八七七年~九三三年)、父為時の広い邸宅であった。
 紫式部はここで一生の大部分を過ごし、藤原宣孝との結婚後もここに住み、源氏物語を執筆した。 
 門を入り玄関わきに今は絶滅種に近い「藤袴」の大鉢、ここで源氏物語の世界へ一歩入る。受付をすませ(拝観料500円)源氏物語若紫などの錦絵、源氏絵具合わせなど平安の世の雅な宮廷模様を見る。

           ~~~~~~中略~~~~~~
 白砂と苔の庭には紫の桔梗が苔の島の中で屹然と咲き誇っている。白砂と苔の緑、桔梗の紫、その他の色はなし、なんとも爽やかな空気!!

 普段は東京住まいの主婦がバスや電車という公共機関を使って歩き、主婦の目で京都を見た「色々」が綴られていて、分かりやすく実感がこもっていて面白い一冊だと思います。
 
 この本がどうぞどなたかのお目に留まりますように願っています。