たそがれおじさんの備忘録(夢を追い求めて)

「とかち」をこよなく愛するおじさんが発信する十勝野風景

センチュリーラン深川 4 神居古潭

2025年02月17日 | 旅行

【2011年6月23日の記事】

 

6月19日

天気良好の中、空には積乱雲も出たり、本当にいい景色を堪能しながら、神居古澤へ入りました。おじさんが高校生だった頃は函館本線神居古澤駅もありました。

 

ここでのひと時は景観や自然を楽しむばかりでなく、おじさん心として、人との素敵な出会いがあったことです。

 

天気もよく橋の上からの石狩川と周りの自然も絶景です。神居古澤の渓谷は日本地質百景のひとつです。変成岩と川と周りの森林が織りなす彩は、久しぶりに来ましたが変わっていません。ちなみに、十勝の足寄町の「オンネトー湯の滝も」百選の中にあります。

                              

橋を渡ると、旧神居古澤駅のホームやそれに続くコンクリート壁が後ろにある山との仕切りになっています。暑い日ではありましたが、ここの広場は森林におおわれていたり、川の近くということもあり、木漏れ日を受けながらの森林浴です。

ここで出会った2組の親子には、神居古澤の自然を十分堪能させてもらいました。ひと組は、小学3年生の男の子とお母さん。旭川市内といっていました。もうひと組は、新篠津村から来たという、社会人1年目の女性とそのお母さん。

最初に会った小学3年生の子は、虫カゴと捕虫網を持って「カナヘビ」(爬虫類)を捕獲中でした。虫カゴの中にも1匹いました。結構大きめのカブトムシも捕っていました。おじさん興味を持ってその子のあとをくっついていくと、ここは本当に生き物が豊かです。

コンクリートの上には、幼虫もウニャ、ウニャいます。調べてみてもよくわかりませんでしたが、後々のために記録しておきます。

                                           

小3の子のお母さんは子どもの頃、神居古澤のすぐ近くの納内というところに住んでいて、このあたりもよく来たと言っていました。似たもの親子です。

 

カナヘビは、何匹かおじさんも見かけ、デジカメに収めましたが、小3の子が見つけて、「おじさん、僕が撮ってやるから(デジカメを)貸して」というもんですから、コンクリート下のカナヘビを撮ってもらいました。ピンボケになっていましたが、堂々としたポーズをとってくれました。しっぽの色が違っていたので、「トカゲのシッポ切り」でもしたのでしょうか。このカナヘビは、少年が捕獲しました。腹が大きく卵を抱えているようです。この少年の自宅窓際は、水槽にいろいろな生物を飼育していると言っていました。                    

そんな小3の少年といっしょに生き物たちを追っかけていますと、ふた組目の親子に出会いました。コンクリートの間にシマヘビがいると教えてくれたので行ってみました。重ねたコンクリートの崩れた隙間から、頭を出しています。デジカメを準備する間に引っ込んでしまいました。

その女性も子どものころから、自然や生き物に興味を持って過ごしてきたと言っていました。今もって興味があると言っていました。

 

そうこうしていると、コンクリートの上に別のシマヘビが現れました。小3の少年すかさずそのシマヘビによって行き、20~30cm近くまで顔を近づけ、シマヘビを見ています。シマヘビはびっくり、尾っぽをブルブル震わせています。危険を察知したときに取る行動です。間もなくコンクリートの裏に行ってしまいました。

                       

ここにはマムシもいると言っていました。シマヘビやアオダイショウとは違い、頭部が少しとんがっていたり、ウニャウニャと体をくねらせているのが特徴でしょうか。十勝のあるところでは、道路に車にひかれたマムシをよく見ました。

ふた組の親子との出会いで、景勝を楽しむ以外に神居古澤の生き物たちも楽しむことができました。

自然大好き、生き物大好きな少年・女性の表情と言葉の対応は、自然が育てた感性だと思います。おじさん心です。(2010.10.18付、小桧山博さんの考え方に共通します)

ここには蒸気機関車が3輌も展示されていて、圧巻でした。先頭の29638は、1918年小倉工場でつくられたものです。この型は、1913年からつくられて全部で784輌つくられたようです。中国大陸でも活躍したそうです。

               

最後尾には、D516、俗に言うデゴイチというやつです。1936年川崎工場ということでした。D516ということは、D51の中で6番目につくられたということです。

               

ちなみに、D51の1番目の車輛は、京都市梅小路機関車庫にあるそうです。

 

神居古澤での自然や人との出会いに満々足でした。

 

旭川市内を出るころには、積乱雲が今日の天気を象徴しています。

               

今回のセンチュリーラン深川大会、最後の訪問地、美瑛四季彩の丘を目指しました。

 


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