PJMC STORY Episode.3 Chapter.6
3つのチーム
PISTOL JAZZ MORTERCYCLE CLUB
PISTOL JAZZ MIDNIGHT CRUE
PISTOL JAZZ MASSIVE CRUIZER
ソイツ等の手首には、3重に巻いたRedビーズのブレスが。
この前の一件の後、Mad Jewelerが奴等に授けた物だ。
まだ西暦と呼ばれていた時代に、世界各国で生産されていたと言われるビーズを手に入れたMad Jewelerが、3つのチームの結束を願い、手首に巻けば3連になる様にアレンジし、3つのPJMCメンバー全員に念を込め授けた物だ。
もちろんジャンプスーツを着た青燕の、コロナビールのボトルを持つ手首にも絡む。
コッチはBlackビーズをアレンジした物だ。
「青燕、手打ちも終わったしで、次はプレートリリースだな」
カスマイズしたキックボードでトリックしながらTiger Boyが言葉を掛ける。
「プレート使って、しかも正面切って極東ジャック出来るんだろ?超オモシレーじゃん!
今までのやり方もオモシレーけど、プレートの絶対的な中毒性もアリだよな。
しかもルート使ってバラ撒けるっつんだからな。」
PISTOL JAZZに賛同するユニオンが、THE STATEの目をかい潜り、中毒性の高い極上のプレートを秘密裏に製造。
今回の極東内のシンジケートへの陸送は全てPISTOL JAZZ MASSIVE CURUIZER。
そして同乗するPISTOL JAZZ MIDNIGHT CRUEが護衛をし、PISTOL JAZZ MORTERCYCLE CLUBが脇を固めるフォーメーション。
完全にリリースの日までこの極上プレートを隔離する事で、当局にそのプレートの中に存在する隠された情報を感知される事無く、プレートの安全性を確保する事が狙い。
リリースを発表する事でプレートの表向きの安全性を訴えたところで奴等の事だ、何処で察知し、そのプレート内の情報を抽出する為に、どの様なやり方でやって来るか分からない。
当局が相手だ。マトモなやり方なんて通用する訳がない。
念には念をだ。
3つのPJMC。
アイツ等の事だ、ついでに極東中にエンブレムを貼りまくり、誇らし気に帰って来る事だろう。
PJMCはストリートに生きる。