いよいよ今年も残すところ今日一日となり、複雑な思いも残ります。
昨日30日は夫のお墓参りも済ませ、ほっとしています。
お墓のお掃除も気になりながら新年が明けてしまうのはやはり不本意ですもの。
夫が逝って3回目のお正月となります。
本当にあっという間のような、とても長かったような不思議な感覚です。
また、夫の後を追うように同じ年に、妹の一人息子がたった1ケ月余りの闘病で
旅立ってしまった時の悲しさは、いまだに癒えることはありませんし
時の流れとともに風化するなんてまだまだ先で、日々胸を切なく締め付けて
きます。
夫は入退院を繰り返した事もありあきらめもつきますが、妹の息子の死は辛く
悲しみに満ちいます。
そして相変わらずのコロナ禍の今年、5月に愛犬を失いました。
といっても我が家の子ではなく近所に住む息子家族の愛犬ですが
ほぼ我が家の愛犬といっても変わりないくらい溶け込み愛おしいペットでした。
パピヨン、もうあと10日余りで13歳のお誕生日を迎えるはずだったのに
突然に4日間で虹の橋を渡って逝ってしまったのです。(脳梗塞だそうです)
しかも私の腕の中で静かに息を引き取りました、、、
私の人生の中で最も辛く悲しい経験をしたこの2年余でした。
ひとり暮らしの気楽さとは正反対の人生が見え隠れする中、
最近の断捨離で見つけた懐かしいものがあります。
73歳で亡くなった母の思い出の品、、、
何の変哲もないものですが押入れのケースに何気なくおさまっていました。
母が女学生の頃から手掛けていた編み物です。
これももう数十年前に編んでもらったのでしょうね。
多分私が編み物をするようになる以前だったのでしょうか。
母から引き継いだ手編みですが技術はまだまだ母には及びませんでしたね。
細い毛糸で機械のように手早く動く母の手はいつも心に残っています。
娘である私たち二人姉妹に素敵なワンピースからスーツまで編み上げてくれて
それは見事なものでした。
断捨離から見つけた母の懐かしい思い出に、しばしじっくりと浸ってしまった
何だかとても心安らぐひと時でした。
そして皆さま良いお年をお迎えくださいますように。
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