フリクションというペンがあるのをご存知でしょうか。
結構前からある、書いた文字が消せるボールペン。
あれが発売された時、すごいペンが出た〜!と驚きました。
その頃のモヒは
下描きなしの一発描きで
インクを使って絵を描く練習をしていたので、
間違ったら破棄するか誤魔化すか、
の二択でしたが
これは書き直しきくってことで注目してました。
そんなある日、いつも長時間入り浸ってたカフェアミナさんへ行くと
「お!ちょうどいいとこに来た!」
とフリクションのバラエティーボックスを持って迎えてくれた店主と女将が。
なんのPOPか忘れましたがイラスト付きでPOPを書いて欲しいとのことでした。
で、描いてる間はたまたまお客さんがモヒだけということもあり
店主も女将もモヒの真ん前で
「早く!早く!早く!」
とずっとわっしょいわっしょい大騒ぎ。
「できた!」
「よしっ!」
「急いで急いで〜!」
と祭囃子さながらにガチャガチャしながら
(※まだお客さんはモヒだけ)
ラミネートをかけた。
ラミネート。
熱で消えちゃう文字や模様より先に
店主と女将の勢いが消えた。
「あぁ〜…」
という2人の声。
祭囃子が染之助染太郎並の速さで過ぎ去った瞬間でした。
あんなに盛り上がって落ち込んだ人達を見たことなかったから
インパクトある思い出の1つとして今も鮮明に覚えています。
長い付き合いなのにスマホに保存されてる生前の店主の写真がコレ1枚のみ…
セイちゃん、冷静に考えたら気づくことなんだけど
冷凍庫で冷やしたら復活するんだってねアレ。
笑いすぎて考えるの忘れてました。
ちなみにその後すぐか、お客さんが入ってきた時の
セイちゃんの何事も無かったみたいなクールな顔
それも忘れられないです。(プロの店主)
そんな、あんぽんたんなエピソードしか思い出さないわけじゃないんだけど
今ネットの記事でフリクションの話を見かけたから
教えておくね(遅いか)。