みゅうちゃんへ
一緒に住んだのは結婚してからなので8年同居してたのかな?。
出会ったのはその三年前、当時彼女だった嫁の実家でたまに合うくらい。
お風呂場を借りたら窓から出たくて開かないのを困っている君を外に出してあげた時
何度も振り向きながらありがとうなのかなんだろうなのかわからないけど見てたね。
遊びに行くと部屋に大体はいて
泊まるとき長い抱き枕で二人でよく一緒に寝てたの覚えてる。
その時から布をチューチュー吸う癖はあったね。
その後嫁が独り暮らししている時は更に実家の奈良に二年間暮らしてたけど
その時のみゅうちゃんは環境になじめなく地元の猫と悪戦苦闘していたと聞くよ。
この家に連れてきた時、押し入れに逃げてたのが何度もこっそりこっちを見ながら
あの時のお前!みたいにみてそそくさ出てきて挨拶してくれたよね。
あれからずっと信用してくれて一緒にいてくれた。
それから8年、いろいろ連れ回されたりもあったけど
みゅうちゃんがきっかけで窮地を脱した時もあるよ。
みゅうちゃんがいたことで事態に収集がついたこともあるよ。
みゅうちゃんがいたから一人で家で待っていけなかった時耐えられたよ。
みゅうちゃんの存在がなかったら耐えられなかったこともあるよ。
だから死んじゃった時、とても取り乱しちゃったんだ。
ごめんよ。
一緒にいてくれたこと楽しい時間沢山くれたこと本当に感謝してる。
悲しくなるからみゅうちゃんの物は全部亡くなった今日のうちに片付けたよ。
やっぱり俺はのび太なんだなぁ。
君のいなくなったこの部屋はがらぁんとしてなんだか寂しいよ。
でも最後まで一緒にそばにいてくれた事
俺のことを心配してそばにいて見てくれたこと忘れない。
この時が来るのをずっと恐れてたけど
何とか乗り越えてみるよ。
何より感謝ばかりだから。