電子ブック『最新データ&情報2024 日米の南西シフト』の発行続き、本日、オンデマンド版(ペーパーバック)で同書を発売します。
全編カラー印刷、333頁(本体3200円)で、Amazonからの発売となります(Amazonに最低価格限度があるためにこの価格になっています)。
Amazonのオンデマンド版は、ご注文に対応して1冊ずつ印刷され、関東圏では、翌々日ぐらいのと到着になります。ぜひ購読をお願いします。
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――2022年12月、政府の「国家安全保障戦略」策定などで、琉球列島での対中国のミサイル攻撃基地化が、急ピッチで進みつつある。
今年3月には、琉球列島ミサイル基地化の「第1段階の仕上げ」とも言える、第7地対艦ミサイル連隊が沖縄・勝連分屯地に新編され、24年度内には大分・湯布院駐屯地に、長射程(1500キロ)の第8ミサイル連隊の新編が決定、また25年には「先制攻撃能力」をもつトマホーク部隊の先行配備が決定ー。
こうした中、先日の2/4付共同通信報道では、昨年の日米共同演習「キーン・エッジ」において、ついに「仮想敵国」を初めて「中国」と明示する演習が行われ、この想定の「台湾有事」に関する作戦計画が完成しつつあるという(仮想敵国の明示は、中国政府への軍事的対抗宣言)。
こうして今や、日米政府の中国との戦争態勢が急ピッチで作りだされつつある。この戦争の目的は何か?
これは、22/10の米国「国家防衛戦略」(NDS)が明示している。それは米国の新冷戦戦略(「中国は最も重要な戦略的競争相手」)であり、この政治目標は、米国にとって替わろうとする中国のアジア・太平洋での覇権の阻止=中国共産党政権の瓦解であり、軍事目標は、そのための「中国海軍の壊滅」(海洋限定戦争)である。
この歴史的リアリティは、旧ソ連を軍拡競争で崩壊・分裂させた、アメリカの冷戦戦略で明らかである。
本書は現在、中国との戦争態勢の最前線になりつつある、琉球列島とそのミサイル基地化の現状を中心に、日米の南西シフトのその戦略と実態、進行しつつある最新データを、多数の写真・図表などで提示する。
【目次】
はじめに
第1章 国家安全保障・防衛戦略による対中国戦争態勢
第2章 要塞化する与那国島への新配備部隊
第3章 日米共同作戦が進行する石垣島
第4章 チョーク・ポイント宮古島の軍事化
第5章 南西シフトの兵站拠点・奄美大島
第6章 南西シフト下の訓練・機動展開基地―馬毛島・種子島
第7章 南西シフトの実戦大演習場と化す薩南諸島
第8章 沖縄島への第7ミサイル連隊・師団新編
第9章 地対艦・地対空ミサイルの危険性
第10章 地対艦・地対空ミサイルの作戦・運用
第11章 「無用の長物」と化した水陸機動団
第12章 南西シフトによる自衛隊兵力の配置
第13章 陸自の南西シフト態勢
第14章 北方シフトから南西シフトへ
第15章 アメリカの対中国戦略
第16章 米軍の琉球列島―九州への中距離ミサイル配備
第17章 米海兵隊・陸軍の第1列島線配備
第18章 アメリカの国家防衛戦略と中国、ロシア
第19章 日本の「インド太平洋戦略」と中国
第20章 日米シンクタンクの「台湾有事」シナリオ
第21章 「台湾有事」下の国民保護と住民避難
第22章 有事態勢に突入する自衛隊員の危機
補 章 恐るべき「島嶼戦争演習場」となった徳之島・沖永良部島
結 語 岸田政権は中国・DPRK(北朝鮮)との平和外交を行え
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私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお
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