日日之爺日

やほおが無くなったので、こちらで少し息抜きを

ブリトラさんの1日:その6

2020-11-30 21:01:33 | 夫庵多爺
買い物時の食事は、大抵はスーパーのフードコート。品数はまぁまぁだし、安いのが嬉しい。
息子は何が食べたいのか余り言わないので、ブリトラさんが2種類の食事をカウンターで注文してくる。
ラーメンとカツ丼とか、違う店から一つずつ買う。そして仲良く分けっこ。
でも、やっぱり、息子が7でブリトラさんが3くらいの感じで食べてるかなぁ。
食べる時に「いただきます」は言うけど、途中では余り喋らない。ブリトラさんは、
笑ったり、はしゃいだりしたりする息子を見ながら食べたいけど、余り表情の無い顔で二人は食べる。
買い物に行っても、息子は欲しそうな顔で何かを見ている時はあるけど、絶対に「欲しい」とは言わない。
たまには奮発して、好きなものを買ってあげたいと思う、ブリトラさんだった。

ブリトラさんの1日:その5

2020-11-27 21:16:12 | 夫庵多爺
休日になると、少しは寝坊をしたいと思うけど、ご飯の準備しなけりゃと、
えいっといつもと同じ時間に起きる。
先ずは、洗濯機を回す。晴れなら良いが、雨でもやっぱり回す。
一週間溜まった分を一度に洗濯する。
道路脇掃除、朝ごはん、洗濯物干しは大体お決まりのパターン。
垣根の木がモサモサしだしたら、剪定もする。時々車も洗う。
庭の草取りもあるし、家の周りをきれいにするのは、結構手間だ。
取っておいたチラシを見て、買い物に行く場所を決めるのも重要だ。
買い物に行く時は、息子と一緒行って、お昼も一緒に済ませてしまう。

ブリトラさんの1日:その4

2020-11-27 19:47:05 | 夫庵多爺
終業の時間になると、さっさと机の上を片付けて、ブリトラさんは家路を急ぐ。
その日の気分で、スーパーの食品売り場に寄っていく。値下げシールの時間にはまだ早いが、
出来合いのおかずを買って帰る。子供には栄養のあるものを沢山食べさせたいから。
ご飯は炊けるけど、料理は余りうまくないから、ささっと作れるものは少ない。
季節に合ったものを、すっと食べられると良いんだけどなぁ、とブリトラさんは思う。
家に着くと、息子に声を掛けてから直ぐに夕飯の支度をする。たまに味噌汁は作ってみたりする。
ご飯を食べながら話し掛けても、息子は余り喋らない。世間話を仕入れてないブリトラさんも、話題を作れない。
それからお風呂、息子が入ってから、ブリトラさんが入る。一番落ち着く時間だ。
こうして、毎日が過ぎていく、ただ、一方は少しずつ成長し、一方は少しずつ縮みながら。

ブリトラさんの1日:その3

2020-11-27 12:34:37 | 夫庵多爺
職場の女子は3名ほど。無視されるほどではないが、それほど気に掛けられてる訳でもない。
職場外でブリトラさんのことを尋ねたら、きっと思い出すのに10秒ほど掛かりそう。
ブリトラさんは半分くらいは外回り。器用なのでちょっとしたことの対応に良く行かされる。
だけど、残業も休日出勤もしない、と心に決めている。子供を家で一人ボッチにするのが嫌だから。
だから、昇進も極端な昇給も望めない。上長は、少しは理解しているが嫌味を言う時もある。
ブリトラさんは、そんなこと気にしない。大切なものが何だか分かってるから。

ブリトラさんの1日:その2

2020-11-26 08:28:37 | 夫庵多爺
一通りの朝の準備が済むと、ブリトラさんは、会社に出かける。
息子さんが学校行くのより少し早い時間。
気を付けて学校行っておいでよ、と伝え、車に乗り込む。
もう10年も乗ってるセダンは、快調にエンジン音を鳴らした。
少し独り言を呟きながら、ラジオでニュースを聞くともなく聞き、いつもの道を走る。
小さな事務所は、鍵当番の人が来て、既に開いてる。
ロッカーの前で、あれこれ今日の段取り考えながら、作業服に着替える。