みな:また来とうるデ
私:済まんな
休む約束守らんと
書き手のヒヅキさんに少し時間ができると、わしはしゃべりとうなるんや
ダム湖みたいに、いっぱい語りたいことため込んでるでな、
みな:お好きにしいや
聞くとは限らんけどな
…この間映画「ベニスに死す」の美少年の話したやロウ
あの俳優は北欧の人で、ビヨルン・アンドレセンという…知ってる人もおるやロウ
それで思い出したのやが、2008年にアダム=キリストの霊が初めて魂の妹の翠サン(=イブ=ミロク)の前に、正式に現れてあいさつした後、
(彼は彼女がなじみやすいヨウ、初期は人間の男優に姿を似せていたが、しばらくたって、天界でのいつもの白い、羽のない天使のヨウな姿に戻った、)
互いに気心が知れるようになってから、ある日の事、彼は自分はわざと偽の強いサタンの姿に幽体で変身して、演技をする時もあった、と彼女に打ち明けた
(神様の命令でサタンの群れをだまし、思うように誘導するため、)
その時は彼はサタンの名として、「アンドルー・ビヨルンセン」と名乗っていたと語った
翠さんはその名前を聞いて、「ベニスに死す」の美少年の名前に似ていると、思った
アダムに、どうしてその名を選んだのですかと聞くと、彼は自分は神様の命令でやむなく、その嫌な汚い役目を大昔から時々していた…
せめて名前だけでもきれいな感じにしてほしいと神様に頼み、 未来に現れる美少年の名前に似せて、つけてもらったと言った…
翠さんはふんふんと聞いていたが、実はその通りではなく、アダムは名前をすり換えていた
本当は、泣く子も黙る、気持ちの悪い「蝿の王」とも言われる、「ベルゼブル (=ベルゼブブ) 」 だった
あれは、アダムの創作変身なのだ
しかし、その通りいきなり名前を言うと、翠さんがびっくりするだろうと思い、アダムはまず真実を話す前にワンクッション置いて、別の名前を語った
…これで翠さんにはアダムが意外や、サタンの真似事もしていたのだという事実が、頭に入った
今はそれだけでいい
本当の名前は後で教えればいいのだから…
そしてだいぶたってから、アダムは、偽のサタンとしての名は、本当は「ベルゼブル」だったと明かした
翠さんはどこかのオカルト本で、ベルゼブルの言い伝えのへんてこなさし絵を見たことがあり、少し驚いたが、その頃までにアダムがいろいろなものーー幻の天使や動物や石や水にも幽体で念じて変身できることを、次第に見せられて教えられていたので、
(また彼女自身も幽体で様々に変身するすべを、アダムから教えられ修得していたので、)
予想外ではあったが、サタンの真似事もアダムならできるだろうと、納得した
お兄様(=翠さんは、彼をこう呼ぶようになった、) はお兄様なのだし、どんな姿に変身しようと、いつもちゃんと元に戻れるし、その善い本質は変わらないのだわ…
翠さんの母親はアダムの大きめの分けみたまで、彼の双子の妹格だと神様から聞いた時、彼女は母の人並みはずれた優秀さや人徳、物事の隠れた本質を見抜く力を、子供の頃から感心して崇敬していたので、ふに落ちた
母のもとに生まれて、母と自分は正反対の性格だが非常に仲が良く、幼い頃からいろいろ正しいものの見方を教えてもらい、自分はずいぶん得をしている気がしていた…だがなぜそのような恵まれた環境に生まれたのかは、わからなかった
(父は普通のまじめな人で、むしろがんこでへそまがりな所があり、母でないと対応できない、難しい面があった)
彼女はアダムに会った時、母と同じ気質を感じた
冷静でクールに見え、優しさを秘めている
合理的で指導力があり、威厳があって上品だ…
人の心を見抜き、未来も見通している…
(母の場合は神様によってわざと半覚醒状態に置かれているので、直感は鋭く霊の存在を感じる時があるものの、霊をいつも視て話せるほどではない
その代わり、状況を公平に観察、分析推理して未来の予測を立てて当てたりする)
…また非常に包容力があり、(母は) 善人だけでなく、悪人のことも気にかけ、説得し、言うことをきかせてしまう不思議な力を持っている
…昔からこういう人にそばにいてほしいと思い、母が理想の人だと彼女は感じていた
だが、それは母と同質のアダムのことでもあったのだと、彼女は気づいた……
(翠さんが結婚した人は、彼女と気が合う似た者同士の人で、母やアダムのタイプとは全く違う、普通の堅実な人)
…そんなわけで、翠さんはアダムと知り合った早い段階から、親近感を持つようになった
…アダムは本来無形の智恵の気のもやであるが、定番の姿は例の白い天使のような姿であり、目は濃紺の瞳を小さくして切れ長にしている…
それは長年、サタン達を相手に芝居をしてだます駆け引きをしてきたためと、常に真実を見抜く意志があり、鋭いまなざしの、全くすきのない態度でいたから、自然とそのような目になったのである…
一方、愛の気のもやで幽体ができている翠さんの場合は、反対にお人好しで純真、のんびりしてお茶目である…
彼女は幽体で、天界に居た時の5才のミロク少年の姿になると、瞳があどけなく丸く、優しい薄緑になる…それは、絵画で「小天使」としても描かれる、可愛らしいキューピットに似た智天使、ケルビムの姿と、よく似ている…
彼女には、地上でアダムによるサタン退治を手伝わせることになっていたが、あまりに寛容でのん気なので、天でアダムに特訓され、人間に生まれてからも鍛練され、悪を見抜き厳しく対応する態度を、後から無理に身につけさせられている)
…さて、ビヨルン・アンドレセン君の話に戻るが、アダムが彼の名前をもじって翠さんに言った本当の訳は、ビヨルンの持つクールな美しい雰囲気と、きりりとしたまなざしの感じが、アダムとそっくりだからである……
(当時、世界一の美少年と言われましたね、)
もちろん、アダムの方が目が細いですが、目元の冷たい感じは似ています
そして、一見華やかで美しく、皆に憧憬されたビヨルンが本当は裏側では悪の餌食になり、苦しんでいたこと、それは彼の苦労の種だったでしょうが、
アダムもまた、表側の善なるイメージ (彼は世界のほとんどの神仏を創作して、自分で幽体で演じ、兼務してきた、) とはうらはらに、
隠れて偽の大サタンも時々演じなければならず、その辛さはおそらく、ビヨルン君の何層倍でもあっただろうと思われる…
このように、アダムとビヨルン君の間には共通点があり、(美しい善なるイメージと、心ならずも悪の中に身を入れる二重性)
だからこそ、アダムはもじって自分の別名を、「アンドルー・ビヨルンセン」などと言い、ビヨルン君との共通点を、秘かに翠さんに示したのである…
アダムはまだ15才だったビヨルン君のぎこちなく優しそうな様子に比べ、ずっと自信たっぷりで気迫に満ち、心の底まで見通すような鋭い目をしているが、外見はぱっと見にはビヨルン君と、わりと似ている…
アダムは彼がいたから、自分のことを人々にわかりやすく説明できる面があり、その点で彼には大変感謝をしている
願わくば、ビヨルン君がこれから、終生幸せになってくれるよう、祈るばかりである…
最新の画像もっと見る
最近の「スピリチュアル」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事