急がなあかん、今日中に仕上げまっせ、
ヒヅキの声:わたし、動かないと、エコノミー症候群になりそうです、
わし:そうか、じゃあ、歩いてらっしゃい、10分お時間あげるわ、
前もあまり動かないと、足が重くなったとか、血行が悪くなったとか、言うておったな、
霊能者も辛いんやで、
ー10分後ー
わい:歩けましたか
ヒヅキ:大して……、洗濯物を取り入れたり多少の用事をしたりして、スピードを出して歩くってほどじゃないですね、…
わし (それ以上言わせず):ほい、始めましょう
「日月神示」「空の巻」、いよいよ大団円…やなかった、小さな悲劇の続きやな……
第11帖、物語通りに暗号予言が進んでるから、この前載せた「11月のギムナジウム」のあらすじを知ってる人には、予測がつくわな、
相変わらず後ろから前へと字を拾う
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「どんな人が来ても、~皆、九分が」までの間から選ぶ
分 九皆戦分等 一聞 読所 当来人
=分 来会先八刀等 一聞 読所 当来人
=分 来会先ハット等 初め聞 言士冠ル所 当来人
=(同上) 初め聞 言死患流 戸斤 トー来人
=分 来会先ハット等 初め聞 言死患 理由問禁 トー来人
意味じゃ:
(エーリクは週末、4週間ぶりに自宅に帰った)
そこで初めて母に聞いて分かったのは、
先週末にレインハットをかぶった、エーリクと等しい顔の少年が会いに来たことだった
エーリクは来た人はトーマだよ、肺炎に罹患して死んだ子だと言った
(母がそれを聞いて気絶してしまったのデ、)
エーリクは母に、その理由を問うことは自分で禁じた
次
「人民では知らん~筆読んで、」の文中から字を選ぶ
読筆構結知民
=呼必講結知た身
意味:
(月曜、エーリクが学校へ戻ると、門前でフリーデル委員長が待っていた)
フリーデルはエーリクを呼び止め、先日、(トーマから大事な話を聞いて) 知った身としては、
必ず結果を君に講釈(=説明)しなければならないと思い待っていたと、言った
(そして、トーマが語った通り、エーリクと隠された双子だという事情を、詳しく聞かせてくれた)
「合点、~因縁ある身魂が、」までから字を選ぶ
魂縁分神静正点
=魂縁分身静昇天
意味は:
エーリクとトーマは、二卵性双生児で魂が分身同士の縁だったが、
トーマは何も言わずに静かに昇天した
(注:エーリクは茶色の巻き毛に茶色の目、
トーマは金髪のおかっぱに水色の目)
「大層が~早く」より字を選ぶ
早読筆○道行 中道神層層
=早独必円どう行 中道神2×層
=早独必縁遠行 中見知かみつそう
=早独必縁遠行 中見知彼満つ想
意味ね:
エーリクは早く独りで、今まで縁遠かったトーマの家 (自分の祖父母の家) へ、必ず行こうと思う
そしてトーマの部屋の中を見せてもらい、ふだん彼のどんな想いが満ちていたかを、知りたいと感じた
ここんとこは、原作ではこんなせりふです…(抜粋)
「そうだ…ぼくはトーマの家に行かなけりゃならない
行って…トーマの友人ですと言わなけりゃならない
家の人びとは驚きながらも…なにも言わずに
今は…いないトーマの部屋にぼくを招き入れ
彼が十四年間生きてきたあかしを見せてくれるだろう
そうしてぼくはそこで知らなけりゃいけない
トーマ…きみのことを…なにもかも…
罪と秘密と愛が時を作ったとき
そこになにを考えなにを夢見なにを愛しー
泣き憎み待ち望んだか きみ
遠い水色の目
ぼくの分身…!
草地での…あの一瞬だけが…
二人だけの世界だった
ートーマ…」
(あの一瞬とは、草地で握手を断られた後、斜面を滑り落ちたトーマが、起こしに来たエーリクにいきなり抱きつき倒れ込み、2人が見つめあった時の、親愛の情を示した場面ですね
トーマはすぐに立ち上がり走り去りましたが)
おわり
「11月のギムナジウム」萩尾望都作 (小学館文庫) 参照