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氷月神示 扁桃 その1195

国之常立神より皆様へ

前回、のり巻きと言ったのが変?でしたかね
でも、まさかこの戦いの最中にビーフシチューを食べるわけないでしょう
熱くて冷めにくくて食べるのに時間がかかる
冷凍のり巻きなら、レンジで解凍して切ればすぐ食べられる…というか、それしかなかったから彼女はそれを食べただけ
なぜサタンというか、変なモノが隣の部屋にいるのに落ち着いて食べられるかですって?
みなさんならどうでしょう……
翠さんはそれまでに見えない守護霊のアダム=キリストの指導を受け、6年間程で800体の邪霊のお祓いをしてきたから、今さら動じるわけでもない
そして全戦全勝でしたから、神仏を信じて行えばまちがいない、という信念が、ある時から強固になっていた
…それまでは、ある程度信仰はあってもぐらぐらしていたのですが……
で、彼女は神様とアダムから、お祓いの時、絶対相手を憎んではいけない、必ず愛をもって祓うこと、冷静でうぬぼれず油断をしないこと、等をたたき込まれていたから、落ち着いていられた…
もともと落ち着いている性分でしたが、それは本当は巨大に拡大できる幽体を持っていたので、 (彼女に自覚はなかった、) 少々のことには動じないでいられるのですね
そして、とにかく天国へ行けなくて苦しんでいる霊達を救わなければならない、という一念だけでしたから、こわいとかそういう感覚はあまりない
彼女にとっては、やってくる邪霊達は乱暴そうに見えるが本当は心では泣いていて、助けてほしいと願っている、病気で手術してほしいとやってくる患者のようなもので、自分は医者みたいな役割だなと思うようになっていた
医者は相手が敵意を持とうが、必要なら手術をしますよね
それと同じです
食ってかかってくるので、ちょっと手がかかる患者、という感じです
まあ、相当な度胸があることに変わりありませんが、イブ=ミロクとは、そういうものなのです

…で、彼女は台所でのり巻きを食べながら、いいことを考えた
あの邪霊はすばしこいから、もっと大きな広い結界を張ればいいんだ
それまでは、ただ気の結界の袋で相手を包もうとして失敗していたが、(ちょっとの隙間でも逃げられる、) 今度は部屋ごと結界で包めばいい…
彼女は知らぬふりをして、隣の居間の隅にしゃがんでいるベルゼブルの様子を見つつ、居間の床面の下に、底面積分の気の結界を念じてこっそり作り、準備した…
そして食べ終わると居間へ入って行き、間髪入れず念じて結界の四角い底面から上へ、4つの気の側面を一斉に高く伸ばし、天面を作ってふさいだ (一階の天井より数メートル高く設定した)
ベルゼブルは不意をつかれてあっと言う感じだった
(もちろん、アダムは翠さんの心を読み、行動を予測していたが、引っかかったふりをした)
それからまた閉じられた結界の部屋の中で戦った
翠さんは中央にいつも通り正座し、両手を組んで祈った
アダムのベルゼブルは結界の部屋から出られなくて周りをうろうろしていたが、翠さんの後ろによろよろして回ってきた
そして、彼はわざと翠さんの背中に情けなさそうにすがりつき、目を閉じ、ほおを懐かしげにこすりつけた……
サモルエ、俺だよ、昔お前を守ってやった俺 (堕落する前の熾天使ルシフェル) なんだよ……とでも言いたげに……
それはベルゼブルに扮したアダムの演技だったが、離れて見ていたサタン達には、親分が懐かしがっているあの女は、ひょっとして、大昔に親分が天使として守護していたあの少女の生まれ変わりなのかな……と思わせるに十分だった
しかし、覚醒前の翠さんにはなんのことかわからない
ただ、邪霊がもたれてきて吐き気のするようなベタベタした感じがして気持ちが悪い、早く離れてほしい、としか思わなかった
それでも彼女は辛抱して目をつぶり、神仏に祈りながら、この邪霊がわざと後ろに回り、自分を昇天させてほしいと願ってなかなか離れないのを感じた
彼女にはヒッサツワザがあり、それは自分と相手のおなかの丹田が水平に一直線になった時に、自分の丹田の清めの気を背中側から細い筋のようにまっすぐ出して、後ろにいる相手の丹田の中心部に通すというやり方だ
これだと、相手の丹田の黒くこり固まったような重い気に穴を開け、清めの気の衝撃波動で相手の気を崩してほぐし、良い気に共鳴させて均質で軽い気のもやに戻してやれる
今それをしてほしいと、暗にベルゼブルは頼んでいるようだった
そこで翠さんはタイミングを合わせて、目を閉じ思いきって白い清めの痛烈な気を、自分の背中側からベルゼブルの丹田に送り込んだ…
それは激烈な奔流のようで、ベルゼブルのおなかから上昇して脳天へ突き抜けそうだった
ベルゼブルの全身が翠さんの出す愛の白い高熱の気で光り輝き、その輪郭が感電したようにビリビリした
それと同時に、神様の白い同じ気が彼女の頭頂からどんどん流れ込んで入り、彼女の丹田の気が枯渇しないように補充してくれたので、彼女は5分くらいそのまま連続して、後ろのベルゼブルのおなかに白い気を送り届けることができた……
彼女の力の続く限り……
神様、どうかこの邪霊をお許し下さい、お救い下さい、天国へおやり下さいと、何度も願いながら……
その間、ベルゼブルは言葉もなく仰向いて苦しそうだったが、確実に清まっていった…
というのはもし、それが本物のサタンだったら、なのだが、この場合はアダムの変装なので実は彼には何の変動もなかった
ないが、変動して苦しむふりをした……周りのサタン達に親分の最期を見せるために
…やがて彼女がもうよいのではないかと感じて気を送るのを終了し、目を開けると、目の前に白い衣姿の天使が立っていた (羽根とわっかはなし)
輝くような感じではなかったが、白い髪に黒い目で落ち着いて彼女を見下ろすと、
「…ありがとう」
とだけ言ってすうーっと上昇して行った
…もしかしてあれは天使? …するとさっきの邪霊はサタン……?
やっと彼女は気がついた

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