「白鹿の40」で述べた「生命の樹」についての話の続きや
…世界には生命を象徴すると言われる「生命の樹」についての神話が幾つもある
ヒンドゥー教…「カルパヴリクシャ」 →帝釈天の園にあり、高さは約140km、願いをかなえ黄金の実から永遠の生命が得られる
中国…「建木」→宇宙(世界)の中心に立つ巨大樹
幹は空洞で、その中を神々がつたい天地を行き来する
そばの大きな桃の木の実を食べると、永遠の生命が得られる
「扶桑 」 →東海の果ての太陽の昇る所の海(の島)から生える巨木で、その実を仙人が食べると金の光を放ち、空を飛べる (転じて、日本国を「扶桑」と言う)
聖書…「生命の樹」→エデンの園の中央に「智恵の木」と「生命の樹」とがあり、
アダムとイブが楽園を追放された後、神は入り口に「智天使(ケルビム)」と「炎のついた回る剣」とを置き、食べると永遠の生命を得られる「生命の樹」の実を守らされた
ユダヤ教のカバラ…「セフィロト」→上記のエデンの園にあったとされる「生命の樹」を模して図式化したもの (7本枝の金の燭台としても表される)
仏教…「沙羅の木」→釈迦が亡くなった時、そばにあった
若返りや復活を意味する
神道……「タチバナ」→天皇の命で臣下が海の彼方の常世の国から不老長寿の薬である非時香木実 (ときじくのかぐのこのみ) を持ち帰ったとされ、今でいうタチバナのこと
ギリシャ神話…「黄金のリンゴの成る木」→アフリカの山の「歓喜の園」にあり、不死を得られる
ゾロアスター教 (ペルシャ)…「サエーナ樹」→海の中央から生えた大木で、全ての植物の母であり、全ての薬草の種が実る木 (「 あらゆる癒しの木」ともいう)
北欧神話…「イグドラシル」→地下から天にまで伸びて宇宙を支える、巨大なトネリコの樹で長寿の聖木
いかがですか
これらに大抵共通するのは、
非常に背の高い大木
世界を支える
関連の実を食べると不老不死になれる
(黄金の実の場合もある)
生命力を表す
これらがもし、(以前から私共が説で述べてきたように、) 宇宙よりはるかに巨大で形のない気のもやである神様の命令で、古代にアダムの霊 (=キリスト=釈迦)が、世界の神仏のほとんどを創作し、幽体で演じた際に、
人々に啓示を与えて各神話を書かせ、その中に故意に混ぜさせた巨樹伝説だとすれば……、
世界の各地で似たような言い伝えがあることの、納得いく説明になるのではないでしょうか
では、何故「樹」なのか……
それは、エデンの園にまつわる伝説が原型だからです
私は、昔園にあった
智恵の木=アダム (当時は宇宙よりかなり大きく形のない、智恵の気のもやだった)
生命の樹=イブ (宇宙位の大きさの形のない愛の気のもやで、アダムの体積の百分の一位)
の隠れた比喩だと、前に言いました
イブの幽体は濃い愛の気の塊ですが、愛は生命を産み育てる源です
彼女は寛容で全てを許し、受け入れる母のような慈愛の気持ちを持っています
(サタンすら許し、自分の子のように全力で祈って助けた彼女の行動が、それを表していまス)
…だから、彼女は神様により、昔から秘かに愛を表す「生命の樹」にたとえられてきました…
一方彼女の兄のアダムは濃い智恵の気の塊で、何でも合理性を好み、冷静に判断し、物事の本質を探求したい好奇心はものすごいです
彼もこれまでサタン退治をしてきましたが、イブとは対照的に、父のように客観的に離れて物事を見、智恵や策略を駆使して悪者をだまし善導し、からめとるのを得意としまス
…二人は対照的な性格ですが、故にとても仲が良いのです
またアダムもそうですが、妹のイブも非常に整って安定した幽体を持っており、二人は永遠に誘惑に負けない、落ち着いた状態の魂(=生命)であるということで、「永遠に変わらない生命」にたとえられます
…そしてイブは覚醒以来、新陳代謝が良くなったのか身体が活性化して疲れにくくなり、見かけはあまり年をとらず、身体も大変軽く感じています
…イブは伝説の大樹のように、本来巨大な幽体を持っており、(今は人間大に圧縮している)
この世の苦痛(=サタン達)を取り除いて清め、地球の人々の安心を根底から支える見えない大樹の役目であり、
覚醒後は錬金術も再会得して若々しく、普遍的な愛に満ちています……
ですから、古代にアダムは彼女の到来を先に予告するために、沢山の似たような「生命の樹」伝説を、世界に広めておいたのです……
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