(このブログでは、昔宇宙よりはるかに大きな無形の気のもやである神様が、大きな無形の智恵の気のもや[=アダム] に命じて、世界のほとんどの神仏を創作して幽体で変身、兼務させ、人類を啓蒙してきたという説の元に、お話しをしています…
アダムは釈迦とキリストにも転生しており、実際に人類に布教したが、彼には魂の妹のイブ[=愛の気のもや] が天におり、いつか転生してアダムの霊と共に、地球にはびこるサタン達を退治するための特訓を受けていました…
彼女は天界では自分由来の小さな分けみたまである、[インドの釈迦の弟子の] ミロク青年の死後の魂を自分の中に再融合され、男の子の幽体に改造された…
そして神様にメッテッヤと名付けられ、赤ん坊の姿から20年で1才年をとるように仕組まれ、100年の間に、神様から仁愛や忍耐、勇気などを身につける教育を受けた…
その間、アダムも天界に出入りしていて、ふだんは羽のない白い天使のようだった (目は切れ長で濃いブルーの16才位の美少年、態度は20才位)
ただ、彼は妹(弟)のメッテッヤ(=ミロク) とは3度しか会っておらず、一度も兄だとは名乗っていない
なぜなら、遠い未来にアダムは地上に転生した翠さん(=ミロク) をひそかに特訓してしぬほど苦しめたり、偽の大サタンを演じて彼女と気の力で対決することになるので、(アダムの芝居だが、翠さんにとっては真剣勝負)
あまり情が移らないように、互いに距離をとっておいた方がいいからだった
(2人は元々は、大変相性がいい)
メッテッヤは見かけが5才になると、今度は仏教で言う須弥山の兜率天に、釈迦の養子に出された
ここでは50年で1才年をとるようにされ、彼の見かけは20才で止まり、その後40才までいることになる……
(アダムが毎回釈迦や観音、四天王などを全て変身して演じたり、気のもやで作って演出しているが、メッテッヤは気づかない、)
さて、兜率天での初日の顔合わせはうまく行った
メッテッヤは好奇心をひらめかせながら、新しい境遇をすんなり受け入れたように見えた
彼は新しい様々な景色を見て、気を取られていたが、翌朝になると、いつも天界で世話をしてくださっていた父親代わりの神様がどこにもいないことに、改めて気づいた
天界の宮殿では毎日神様 (神の小さな分けみたま) が、わざと薄黒い霧状の人型の (長い衣を着た)姿で朝に来て1日メッテッヤと過ごし、夜にはどこかへ帰っていく…
(黒いのは、やはりメッテッヤが将来、サタン退治で黒いサタン達を見ても恐れないようにするため)
それなのに、ここではお父様はどこにもいない…
そのことに気づいた時、メッテッヤは初めて父と離れ離れになったことを実感し、泣き出した
そうなると、止まらない
1日中、泣き通しだった
寝室は御所のような和風と洋風とがあったが、彼はその時は洋間の、天蓋と4本の柱付きのベッドの脇にいて床に座り込み、上半身は白いベッドに伏せて、ずっとえーんえーんと泣き、時折お父様、お父様、とつぶやいていたーー
世話係の広目天と増長天が時々部屋をのぞき、声をかけるのだが泣き止まない
「お父様、どうして僕を置いていったのー、お父様、」と仰向いて慨嘆したりした
それが数日続き、(霊だから食べたり寝たりする必要はないが、) 部屋の外にまで毎日声が響くので、広目天達も困り、増長天などはうんざりしてきた…
(というのが、人間から見た感覚で、四天王を演じているアダムにすれば、予想の範囲内のことかもしれないが、とにかくメッテッヤを新しい環境に順応させなければならなかった、)
メッテッヤはもともと、愛の気のかたまりで幽体ができているし、天界では「お父様」としかほとんど一緒に過ごしていなかったから、よけいに父への想いが強いのだ
ある時、広目天達が部屋のドアを開けると、メッテッヤが壁際に束にして寄せられた薄い白いカーテンの途中半分までよじ上って、コアラのようにくっついていた
(幽体だから軽いので付いていられる、)
そして、彼はふんわりしたカーテンに目を閉じて頭とほおをぐいぐいこすり付け、「お父様、お父様、お父様あー、」と泣いていた
きっと、神様は時々白い形のない霧状にもなったから、メッテッヤはせめてカーテンが、お父様に一番似ていると、思ったのだろう
「こらこら、」と広目天が彼の背中を引っ張ってひきはがそうとすると、すすり泣いているメッテッヤの幽体の手足の先が、ヤモリの足のようにカーテンに吸い付いて離れず、カーテンが白いガム
のように何筋もびよ~んと伸びた…
ようやく下ろしてベッドに座らせたが、まだ泣いている
するとそれまで黙っていた増長天が、外へ行って相撲を取ろうと、提案した
すると、メッテッヤは少し興味を示し、3人で兜率宮の外に出て木立の下で、増長天とメッテッヤは相撲を取り出した…
メッテッヤはまだ泣き顔だったが、増長天の胸に頭をくっつけ、うんうん言いながら、一生懸命に体で押そうとしていた… (増長天は手加減せず、後ずさりせずに黙って見下ろしていた)
その内に彼は気が晴れたのか、泣かなくなり、寡黙にひたすら押し相撲を続け、それを広目天が見ていた…
というのが、兜率天の始まりの日々で、次第にメッテッヤは神様のいない寂しさを克服していき、新しい仲間の広目天達になついていくのですが、どうです、彼が部屋に閉じこもり、ベッドのそばで始終泣いている様子が、あの「風と木の詩」のマンガのジルベールの幼い頃に似ているでしょう? (わからんがな、)
あっ、そうか、マンガを読んだことのない人には想像つかんな、おまけに、メッテッヤを見た?ことのない人には、…わからんわなァ……
残念や…
でも、「ヨハネの黙示録」になぜ、「風と木の詩」 についての暗号が入っているかを考えれば、黙示録を作ったアダムが、マンガの内容を何かに関連付けて言いたくて、暗号を置いたことは、間違いない
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