氷月神示 解凍 その1733

国之常立神より皆様へ

この後、どうなったかと言うと、まず、祓われたふりをしたアダム=キリストの幽体は、はるか上空から天使ルシフェルの姿で翠さん(=イブ=ミロク)を見下ろしていた
(他のサタン達にわからないように)
一方、目の前で親分のベルゼブルがやられたのを見たサタン達は、驚いて逃げ散った
…翠さんは正座していたががっくり両手を前について、息を整えていた
これまでで、最も全力を振り絞った戦いであった
以前、お祓いの修養の途中で何回か、邪霊 (普通は灰色か、黒っぽいただの雲の塊で、祓うと白くなり、人の姿に戻ったりして昇天する、) に乗り移られたことがある
そうすると、邪霊の出す極低波動を受けて、ひどい吐き気におそわれ空吐きしたり、また上から重圧がかかり、まるで頭から押しつぶされそうなほどの圧迫感に、しゃがんで必死で耐えたりして祓ったことがあった
それも辛かったが、ある時邪霊が助けてもらいたくて、彼女の丹田に後ろから入り、前へ苦労して抜け出たことがあった
よく、魔物はザルのような網の目の整った物を嫌うと言うが、まさにその邪霊は翠さんの丹田内の気のもやが、(以前に長期練ったために、) 均一な密度になって整っており、そこ(=均一な密度のもや) を通り抜けると、自らの幽体の内部の歪んだ気が是正されて、整うことを知っていたのだ
…そこで邪霊は翠さんの背中側から丹田へ入ると、立体的な非常に細かい網の目をくぐり抜けていくような感じで、時間をかけて後ろから前へ、水平にゆっくりと進んだ…
途中、邪霊の幽体の気のもやの内部に大きな濃淡があり、固い所があるらしく、中で前に進めなくなり、一時立ち往生した
抜け出るのにずいぶん苦労しているので、ひざまずいてうつむいている翠さんは、気分はとても重くて悪かったが辛抱して、心で邪霊に「がんばれ、がんばれ、」と応援の声を送っていた…
優しい人でしょう？ (変わり者やけどな、)
それでやっとこさ邪霊が前へ抜け出て白いもやになり、昇天すると、翠さんもほっとした
と同時にさっきまでの重苦しい気分の悪さは全く消え去って、けろりとしていた…
そんな修羅場をくぐり抜けてきた、翠さんだ
今回も沢山のお祓い経験を元に、ようやく大サタンを祓えた…
また、それがアダムの念願でもあったのだ……

(なお、今明かしますが、丹田を水平に抜け出た、特に手のかかったその邪霊は、アダムの変身でした……彼は時々このようにして、翠さんを訓練、教育していたのです……
つまり祓う者は丹田の気が均一な密度であることが大切なのと、
邪霊は、単に幽体内部の気の密度が偏り過ぎてバランスを失っているだけで、正しく整えてやれば、素直な幽体に戻る、と言うことを実地に教えたのです……
(これが、「清める」ということ)
ですから翠さんは祓う相手を「悪霊」とは呼ばずに、単に一時的に歪んでいる、という意味で「邪霊」と呼んでいます)