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氷月神示 他の暗号解読編 288

国之常立神より皆様へ

では、暗号再掲の続きやな、
「日月神示 、 空の巻」から第11帖の文章、第2段落の途中から原文を載せます

5)
「~強いと思っているが、今度の仕組、ギャフンの仕組ぞ。早飲み込み、大怪我の元と申すのは、~」
この文中の後ろから、適宜漢字を拾って言い換える

申元我怪大 飲早組度今 思 強
=母(も)元我会一人 (以下同上)
=母元我会一人 隠想糸且(か)たく今 思 強
=母元我会一人 隠想視母宅来ん 田心 弓ム虫
=母元我会一人 隠想視母宅来ん 伝心 求夢中
意味や:
(週末、寄宿舎の生徒達は家に帰宅するが、エーリクだけは両親の不和が嫌で、いつも帰らない)
赤ん坊の時から生き別れの産みの母に、我(=トーマ) は一人で会いたくなった
彼はその元に来て、夜の玄関外に隠れ、中の宅にいる母を視たいと想って立っていた
すると心が伝わったのか、(窓辺の母が気づき、もう一人の双子の子、エーリクと思って外に出てきた… ) (雨なので、トーマはレインハットをかぶり、エーリクと違う髪の色を隠している)
彼はエーリクのふりをして母と言葉を交わし、夢中でほおにキスを求めた
(そして学校に戻ると言って帰った)

(注:以前の解釈に比べ、一部を修正しました)

ここ、物語のクライマックスですねン
そして、神示の原文は、「早飲み込みは大怪我の元」と言うてまっしゃろ、
それは、母がトーマをエーリクと間違えて、早飲み込みしてしまい、後で真相を知ってギャフンと悲しんで倒れることと掛けてあるのや、なかなか凝ってますやろ、…
それでは次な、

6)
原文
「~どんな人が来ても、その人々に当たる所読んで聞かすのが一等だぞ。
一分と九分との戦いじゃ。皆、九分が~」

分九皆戦分等一聞 読当来人
=分来会先八刀等初聞 (以下同上)
=分来会先ハット等初聞 言士冠ル トー来人
=(同上) 聞 言死患流 トー来人
=分来会先ハット等初聞 言死患理由 トー来人
意味:
(その次の週、トーマは肺炎で休み、数日後になくなった
エーリクは驚いて、なぜか涙がこぼれる
週末、久々に自宅に帰ったエーリクは一人でいた母と会話をする)
先日レインハットをかぶり、エーリク [と等しい顔の子] が会いに来たと初めて母から聞いて、エーリクは、それがトーマだと分かった
彼は母に、来た人はトーマだ、でも罹患して先日死んだのだと言った
(母は驚愕して気を失った)

かわいそうにね…人生でたった一度の母子の邂逅が、それきりで、親子の名乗りもあげられなかった…
トーマがおとなし過ぎて我慢していたのと、(彼は自分達が双子の私生児だと知っていたので、遠慮していた、) きげんの悪いエーリクと、うまく交流する機会がほとんどなかったから…
(一度はうまく行きかけたが、嫉妬したオスカーに邪魔された、)
まあ、人生なんてこんなもんでしょうか…
時には、苦い味わいの時も、あります…

そうそう、原文に、「~どんな人が来ても」とあるやろ、これは、トーマのことやな、例えると、
そして、「一分と九分の戦い」、これは
一分九分
→一九=行く
→分が2個、分かれて別になっているから、=分別 を表す
トーマが母の元へ会いに行くか否か、分別が必要だった
彼は自分の分別 (常識で考えれば、行かない方がいい、) と戦ったのだが、やはり分別よりも情の方が勝ったのだ…ということですね
この暗号を作成した国之常立神が、言外に言い添えたいのは、

「11月のギムナジウム」(萩尾望都 1971年作)


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