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氷月神示 解凍 その1497

国之常立神より皆様へ

翠さん(=イブ=ミロク) とアダムとエディ関連の場面は、これまでブログ内で数回繰り返して話したので、又かとお思いの方もあるでしょう
年中マンネリで申し訳ないが、これ以上、他に言いようがない
私共としては事実ですから、大枠は変えられない、ということです

さて、その後神様は一日ほど翠さんに幽体でエディの所へ行くのをわざと止められた
すると、エディはイライラして、早く天使ロリエルを連れてきてくれ、と神様に願った
やっと翠さんが神様の許可を得て天使の姿で行くと、エディは大歓迎しようとしたので、彼女は困った
彼は又もやプロポーズしようとし、自分の考えの異様さ?など眼中にないらしい
翠さんは困惑し、断ろうとしながらも、心ではどうしたらこの人を救えるのか、神様、どうかこの人を救って下さい、と気の涙を目にいっぱい浮かべて懸命に祈った
…すると、彼女の丹田から白い愛の濃い気が半球形に外へふくらんで大きくなり、前にいたエディを後ろへ吹き飛ばして倒した
そして、エディは再び幽体が天へはね上げられた

エディはそこで見えない大きな神様から、初めて天使ロリエルはミロクの変身なのだと、明かされた
彼はがく然とし、たいそう翠さんに申し訳なく、早く謝りたいと神様に申し出た
そして、急いで地上へ下ろしてもらった
翠さんは幽体で家に戻っていたが、神様から再びエディの所へ行くように言われ、行くと、エディが改まった態度で、彼女の前で日本式に土下座した
「すまなかった……!」
(彼は、彼女を人間と知らず無理を言ったことや、今までの経緯を謝っている)
翠さんはもう立って下さいと言った
そして、2人は横並びに置かれた椅子に座り、互いに直接顔を見ずにしゃべった
エディはためらいがちに、
「私をこわい男だと思ったろうな?!」
と聞いた
翠さんは、
「いいえ、私は…、あなたは本当は優しい所があるのだと思っていました…」
と答えた
それはその通りで、彼女は天使で初対面で彼に会った時、高飛車にしゃべる彼の裏側に、ナイーブな感性があるのを感じ取っていた
ちょうど、彼が翠さんに恋をして心が弱っていた時であり、また、豪放だが細かいところに気がつき、本当は優しいところがあるパウロとしての本来の性質が、かいま見えていたのだった
…だから、彼女はエディを、空威張りしている人のようだがこわいと思ったことはなく、昨年術で攻撃を仕掛けてきたのが彼だと (そこへ着くまでに、アダムに教えられていた、) わかっても、怒る気にはなれなかった
彼女にとっては、相手が心から反省していたら、もうそれでよいのであって、相手が自分に何をしたとか、そんなことはもうどうでもよくなるのだった……
これは彼女の特質であって、巨大な海のような濃い愛の気を圧縮して幽体ができているがゆえに、悪意を受けたらすぐに幽体の内部の気の「海」の中に小さくして吸収し、愛の力で浄化して中和し、無害にしてしまえる
…だから、彼女は受けた損害を、 (よほどでなければ) さらりと忘れてしまえるし、いつそんな事ありましたかね、そう言えば、昔あったかな、とまるで記憶喪失の半ボケのように考えるのだ……
(その意味で、昔アダムが与えた特訓による心の傷だけは、大変強く深いものであったらしく、今でも彼女の心の中に、少し残っている)
…そんなわけで、翠さんはいつものように空から監督しているアダムの指示通り、淡々とエディに接し、できるだけ私情を交えないでただ事実だけをお互いに確認し合いながら、感想などを平静に語り合った

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