このように、心霊家の岡本天明著の「日月神示」にも、飛騨翠さんの書いた王女物語にも、同じような手法で同じような内容の暗号予言が入っていたことから見て、両者は同じ者が啓示を下ろして書かせたと考えてよいでしょう
むろん、王女物語がいつ書かれたか、証明することはできませんが、翠さん(=イブ=ミロク) が物語を書いたノートの後ろに、同時期にクリスティーヌ王女のイラストを描いて載せていますので、それをご覧になれば、子供の絵であることは、一目瞭然です
また、その絵の中の花は忘れな草で、『真実の愛を忘れないで』という意味で私が描かせました
パーティーのシーンの後、大事件が起こり、クリスティーヌは親しい人達と別れ別れになるからです……丁度、ガンダムでイセリナがガルマに戦死されて、嘆きの極みになるように……
〈クリスティーヌ王女の絵〉(前に一度ご紹介済み)
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それでも、眉につばだと思う方もあるかもしれませんので、
ジョークをご紹介します
…クリスティーヌの眉が描き直されていますね…
ちゃんと消えていないので、まるで、眉が2本あるようです
そこで
眉につば=眉 2 つ場 (眉が2本ずつ場所にある)
…これも、未来に私がこの絵をみなさんにご紹介した時に、ジョークを言えるように、翠さんが1本目を消し残すようにしむけた……かどうかは、ご想像に任せます(笑)
未完の物語のあらすじを申しますと、初めに国境でレーマン公爵が警備隊を率いて隣の敵国の兵と交戦し、公爵が味方を見殺しにした嫌疑を受けた
隣国で内乱があり、逃げてきた子供の王女を、彼は隣国の追手の兵士達からかくまったのだが、その間に味方が傷ついて死んでしまった
だが助けた相手が敵国の王女だったから、彼は内密にしたのだ
彼は、裏切り者の汚名を着て、王に処刑された
公爵を伯父のように慕っていたクリスティーヌ王女はショックを受ける
その後、遺児である2人の子息に出会い、次男のベルナンに、彼女は惹かれた
平和なクリスティーヌの生活は徐々に不穏な気配に包まれ始めた
病弱であった母の王妃がなくなり、寂しい思いをするが、姉のマルグリットと支え合う
ある日、城の外の草原をお忍びで散歩していたクリスティーヌは、よそ者のヒューという青年に出会う
彼は明るく振る舞うが、実は隣国の者で、失踪した子供の王女をひそかに探して保護しようとしていた
その事はむろん、クリスティーヌには話さない
…やがて、彼女の誕生日のパーティーの日が来る
〈ここは、掲載済み〉
そのさなか、この国でも反乱が起きる
王の義弟のガリエフが仲間の貴族や民衆を連れてきて、王と取り巻きが金庫のお金を横領していると、濡れ衣を着せた
城は大混乱となり、王は捕らえられる
マルグリットは騒ぎに巻き込まれて死んだ
クリスティーヌは、王から預かった国王の印鑑を持って逃げ出した
駆け込んだ先は、前から親しいブライアン神父の教会だった
そこには、レーマン公爵が預けた隣国の小さな王女、マリーもいた
(が、素性は明かさない)
追手が教会へ探しに来るが神父がうまく、追い返した
神父は2人の王女を馬車の座席の下に隠して、郊外へ出発し、知り合いの有力者に預けようとする…
話はここまでですね
私は12才の翠さんに啓示を送るのをやめたので、彼女はそれから幾度続きを書こうとしても続かず、ストーリーも文章も浮かばないので、とうとうあきらめました
なぜ私はそうしたのか…
それは、クリスティーヌ王女の逃亡の運命が、12才の翠さんがその後受ける試練を表していて、これからその覚悟をしなさい、という意味で彼女にその物語を書かせたからです
しかし、どのような試練が来て、どのように乗りきるかは、彼女がその都度自分で受け止めて考えなければならないから、先行きを何も教えませんでした
だから、クリスティーヌの物語も、未完に終わったのです
(むろん、クリスティーヌが最後に仲間に支えられてお城に戻ってきて、王位を乗っ取ろうとしたガリエフ達を駆逐し、愛するベルナンとも再会する、という明るいイメージだけは翠さんに与えておきました……)