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姉のマルグリット (わがままな面もある)
=クリスティーヌにお祝いに銀の十字架をくれた
これは、兄のアダム=キリスト(=マルグリット) が妹の翠さん (=クリスティーヌ)を守護するという意味がある
(「クリスティーヌ」は、「キリスト教徒」という意味で、
翠さんがキリストの魂の妹なので、物語では採用した)
だが、マルグリットは騒乱の中で死んでしまう
→これは、兄のアダムが子供の翠さんを守り親切にしつつ、彼女が12才からは、兄としての感情を断ち切って冷酷に特訓していくことを表す
ヒューというよそ者の明るい青年 (敵国の人間)
=内緒で人探しをしている
=イシヤの導師のエディ
彼はアダムにより、14才の翠さんの幻を見せられてから、ミロクを意識し出し、時々探そうとする
ヒューが変装した道化師、アグマネ
=城でのパーティーに来ていてガリエフ達が乱入すると味方し、国王に不利な偽の証言をする
ヒューは自分が仕える隣国の王女、マリーが行方不明なので探しに来ていて、情報を集めるために、わざとガリエフの仲間になっている
アグマネ(=ヒュー) はクリスティーヌに拳銃を向けて歩いてくるが、彼女に好意を持っているので撃ちはしない
けれど、クリスティーヌは命からがら城から逃げ出す
→ここでのヒューは、アダムを表す
彼はサタン退治のため、神様に言われてわざと偽の大サタンに時折幽体で変身してサタン達をだまし、芝居をしていた
また、翠さんを特訓のため、死ぬような恐怖を味あわせたが、本心は彼女を妹として愛している
隣国の王女、マリー
=まだ12才位で内乱が起きて逃げたので、おびえているおとなしい少女
ブライアン神父に預けられ、自分の身元を隠している
レーマン公爵の犠牲で助けられたことを感謝している
クリスティーヌと安全な町へ連れていかれ、有力貴族にかくまわれる (予定だが未完)
後に、クリスティーヌに自分の素性を打ち明けると、クリスティーヌは驚き、そのためにレーマン公爵が犠牲を払ったのだと知り、感無量
→正体を隠すマリーは、翠さんのミロクとしての本性を表す
クリスティーヌはマリーの素性を知らない
=翠さんは自分のミロクとしての本性を知らなかった
マリーが素性を打ち明ける
=翠さんは覚醒して、自分がミロクだと知った
レーマン公爵はマリーのことを言わず、黙って犠牲になった
=翠さん(=ここではレーマン公爵) は、自分がミロクと知らず、アダムの術によりわざと悪人のような擬似体験の修行をさせられていた
また、その辛さについての沈黙を守った
…というように、未完で記述されていない部分もありますが、全体としては翠さんの運命を予告暗示する物語だったのです…
最後は翠さんが苦難の末、無事覚醒したように、クリスティーヌはベルナンと再会し、お城に戻り、ガリエフ (隣国に内乱を起こさせ、乗っ取ろうとしたのも彼のしわざ) 達悪者を駆逐して、牢屋にいた国王を助け出す……というストーリーですね…
むしろ未完でよかったのです
未完の部分は、翠さんが現実世界で数々の試練を乗り越えて、ミロクに覚醒する過程そのものが、それに該当するからです
彼女は、自分で物語の結末をつけたのです
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