神戸での披露宴の後、健人とともに有馬温泉へ向かいました。
大都会神戸から少し離れた山の上…くねくねした道路を登りに上って、30分余りで到着…
目的は、銀の湯だったのですが、駐車場のおじさんに話を聞くと金の湯の方が人気があるということで金の湯へ入ることに。
料金は、大人が¥650、赤褐色のお湯でした。
「金の湯」の前に建てられている石碑には「日本第一神霊泉」と刻まれています。
有馬温泉の歴史は古く、神代の昔、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が山峡有馬の里に温泉を発見したのが始まりだといわれ、道後、白浜と並び
日本三古泉に数えられています。
有馬温泉が世に広く知られるようになったのは、奈良時代に僧行基が温泉寺を建立し、また鎌倉時代に僧仁西が十二の宿坊を建ててからといわれますが、さらに繁栄をもたらしたのが太閤秀吉です。
秀吉は、湯治の為、たびたび有馬に足を運び、千利休らとともに盛大な茶会を催しました。
江戸時代には、全国でも指折りの湯治場として数多くの人々が訪れ、その名湯ゆえ
日本三名泉にも数えられるなど有馬千軒といわれるほどの賑わいをみせました。このように古い歴史をもつ有馬では、正月2日に古式ゆかしい伝統行事の入初式、11月2・3日に有馬大茶会などさまざまな催しが行われます。
【日本三古泉】
万葉集、日本書紀、古事記など歴史上の文献に数多く登場するため、古くから有馬、道後(愛媛)、白浜/湯崎(和歌山)が「日本三古泉」と呼ばれています。
【日本三名泉】
江戸時代の著名な儒学者、林羅山(1583~1657年)が詩文集第三の中で選んだところから、有馬、草津(群馬)、下呂(岐阜)が「日本三名泉」と呼ばれています。
有馬温泉を訪れた有名人
大和飛鳥時代 舒明天皇 孝徳天皇 柿本人麻呂
奈良時代 行基
平安時代 和泉式部 藤原道長 白河法皇 後白河法皇
小野小町 在原業平 西行 仁西
鎌倉時代 藤原定家
室町時代 足利義満 足利義輝 蓮如
安土桃山時代 豊臣秀吉 豊臣秀次 北政所 千利休 小早川隆景
前田利家 織田信雄 柴田勝家 羽柴秀長
石田三成 今井宗久 蒲生氏郷 細川幽斉
黒田如水 顕如
江戸時代 黒田長政 徳川頼宣 徳川義直 林羅山 柳生宗矩
井原西鶴 近松門左衛門 貝原益軒 本居大平
歌川国貞 伊能忠敬 頼山陽
明治以降 福沢諭吉 土屋文明 井上馨 山形有朋
後藤象二郎 伊藤博文 幸田露伴 新渡戸稲造
西園寺公望 近衛文麿 竹久夢二 正宗白鳥
蒋介石 宗美齢 高浜虚子 富田砕花 窪田空穂
横光利一 斎藤茂吉 谷崎潤一郎 吉川英治
木下利玄 川田順 吉井勇 グレース・ケリー
司馬遼太郎 筒井康隆 田辺聖子
風呂上がりには有馬のサイダーを飲みました(¥250)。炭酸がかなりきつかったです。
少し温度が高めの温泉で、風呂上がりもポカポカしていました。
有馬温泉『金の湯』
●泉質 金泉(含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉)
●効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、慢性婦人病 、慢性皮膚病 など
●定休日 第2・4火曜日および1月1日
●営業時間 8:00~22:00(入館は、~21:30まで)
●入浴料 大人 650円、小人 340円 (6~11才)・140円 (5才以下)
入浴後、健人を最寄りの駅まで送り届け、本日の宿「六甲山ホテルへ」