普通にあこがれた人

敏感息子君と敏感娘ちゃんを育てる
元敏感さん?母です。
不器用だった過去の振り返りと
ドタバタ日記とこれからの夢の話

中学生息子 選択的不登校まで11

2022-02-13 20:08:00 | 日記
サザエです🤗

先日 選択的不登校中の中3息子シシの希望する通信制高校から合格通知が届きました😊

そんなシシの過去のお話。


参観日があったのが2019年11月。

その後もシシは今まで通り学校を頑張ってました。
朝6時に起きて、6時45分のバスに乗って登校。

今までと変わらず、
仲の良い先輩達と同じ授業がある7限目の授業と、校長先生が会いに来てくれる時間を楽しみに登校していました。


不思議なご縁のあった放課後デイサービスが利用できるようになったのは2020年2月頭

有り難い事に放課後デイサービス(以下、デイ)に初めてお世話になった日から高校生の利用者さんと意気投合したらしく、自然と直ぐに馴染めた様でした。

その頃からシシは中学校の事を
常に「クソ学校‼️」と言っていました

シシ「デイはまじで天国だよ‼️それに比べて あのクソ学校は地獄😤‼️もう学校行かずにデイで過ごしたいんだけど‼️」

サザエ「そんな事言ってたら、校長先生悲しむよ💦」

シシ「校長先生は好き。ただそれだけ。あとはクソ😤」

サザエ「先輩達も優しくしてくれてるんでしょ?」

シシ「まぁね。でも友達ではないからさ」

サザエ「仲良しなら友達でしょ?

シシ「いや、先輩だから友達ではないでしょ」

サザエ「😓。クラスの女子達は?

シシ「別に普通。」

サザエ「担任の先生は優しいでしょ?」

シシ「うん。まぁね」

サザエ「O君とも仲良しなんでしょ?」

シシ「うーん😑、、分からん。


シシの「分からん」は答えが詰まった時や、返事が面倒くさい時に出る言葉、、、
O君とまた何かあるのかな、、

O君との具体的な事は話してくれなかったけ
ど、シシがクソ学校だと感じる理由を話してくれた。

◦スポーツ科がうるさすぎる(ずっといってる😅)

◦給食時(1人で校長室で食べている)隣の職員室で生徒が大声で怒鳴られているのが毎日のように聞こえてくるから、その間、両耳を手で塞いでいるから、お弁当が食べられない。
(感情的に怒鳴る人がかなり苦手だからなぁ😓)

◦教師の怒り方がヤバイ。今日もスポーツ科から犠牲者が出ていたよ。 
(犠牲者、、って😅)

◦壁が薄いから、大声がそのまま聞こえてくる。建物が欠陥してるに違いない(それは言い過ぎ😑)

以上 ☝️全てシシの感覚です😅


別にシシが怒鳴られてるんじゃないし、スポーツ科の誰かが悪い事したから、指導として怒られてるんだろうし。
シシはスポーツ科の生徒の行動(元気過ぎて騒ぐ、喧嘩する、ふざけてロッカーをバンバン殴っている等)が気に入らないんだから、そんな生徒が怒られてるなら、逆にスッキリしたりしないのかな😅☜(サザエ性格悪(^^;;)

それに、シシはかなり、かなり安心して学校生活が送れるように配慮してもらってる。
保護者のサザエからしたら、文句なんか言えばバチが当たると思う程有り難い配慮だと思う。

◦宿題免除
◦授業中のノートを書くのは出来る範囲でok
◦スポーツ科と合同の授業は別室に避難
◦シシの前では感情的に大声を出さない様に教師全員気をつけてくださっている。

公立小学校の支援学級の頃からの配慮を私立中学校がそのまま引き継いでくださって。
何処の誰が、こんな最高の条件で学校へ行っているのか。。
シシの苦手な事を全て免除してもらえている。
同じクラスの女子も「シシには何かつまずきがあるから仕方ない」と理解して、助けてくれたりもする。

シシが「クソ学校」と言う度、シシに対して
「どれだけ有り難い環境に居させて貰えているのか、学校に感謝するべきだよ」
と何度も何度も伝えていた。

ごくごくたまに 
「めっちゃ高い授業料払う為に親も頑張ってるんだから、『クソ学校』とか言われたら悲しい」
とも伝えた。恩着せがましい言葉だと思いながらも、やっぱり言っておかなきゃと思って。

そう言うと、シシは必ず
「なんか、ごめん😓、、でもさ、何ていうかさ、、。まぁいいや。何でもない。」
と黙ってしまう。
今思えば、サザエが有り難いと感じる配慮だけでは埋められない何かを感じていたんだろう。



2020年
2月
コロナの足音が近づいてきました。


3月〜5月中旬 
学校が休校
休校中に
テストと終了式と登校日が2回あったかな。


5月18日登校再開

シシは中学2年生になっていました。
登校してみると、中1の頃の環境とは変わった事がいくつかありました。

◦教室が1階から2階に変わった
◦避難できる別室は今まで通りの1階の部屋だが、登校してすぐの利用はできない理由不明
◦担任は1年時と同じC女先生。1年の時は英語の担当だったが、2年の英語の担当は新しく入ってきたX男先生。
◦シシが入学前からお世話になった理科のA男先生が学校を辞めていた。
シシ曰く「旅に出た」らしい。
◦理科の担当は新しく入ってきたZ男先生になった。
別室を利用する時は、その都度担任に理由を言ってから利用しなければならない。

最後の☝️ハードル高いよね😱


それでもシシは頑張って登校していた。
でも次第にシシからネガティブな発言が毎晩のようにこぼれだした。
「英語のX先生、なんか苦手なんだよね、」

「O君が俺のマスクをアベノマスクだといってくる。マジムカつくんだよね😤」アベノマスクではない
「O君が執拗にネクタイのゴムを引っ張って首をしめてくるんだよね😤」

「授業中に前の席のO君が急に教科書を振り下ろしてきて顔に当たったんだよ。なんなの?」

「O君が授業中に勝手に俺の筆箱を取って中身を触るんだよ。ヤメロ!って言っても笑ってるし、辞めないし、ストレス溜まる😤」

サザエもそんな話を聞く度、「ひつこいぞ!」とか「それイジメやぞ!」とか言ってみたら?
とかヘタクソなアドバイスしてみたけど、効果はない様で、、そろそろ担任に伝えようかな、、って思っていた矢先、、

次の日 
以外な方向から横槍が飛んできた

仕事中の夕方16時

担任から電話
「シシ君が、今日の5時間目の英語の時間に泣き出して、、大声で。英語のX先生も理由が分からずひとまず廊下に出して理由を聞いたみたいなのですが、ただただ大声で泣き叫ぶばかりで。それで私が別室に連れていって理由を聞いても教えてくれなくて、、。『理由は母にしか言いません』と言われて、、。もしシシ君から理由が聞けたら教えてもらえませんか?」

シシが泣き叫ぶ??
授業中に突然??
何があったのか、心配で心配で😭
仕事が手につかず。慌てて家に帰ってシシの様子を見る。
シシは学校の後デイに行ってたので、少し気分が落ち着いたのか、表情はいつも通りだった。

サザエ「今日、英語の時間、何かあったんでしょ?C先生から電話があったよ。何があったの?」

シシ「ああ。あれは抗議の涙なんだよ」

サザエ「抗議??」

シシ「俺はあの英語のXを絶対許さない😐」

静かに、穏やかに喋ってるけど無表情。 サザエは知っている。。シシのこの感じは、、
シシが心から怒ってる時のヤツ😱😱😱
悲しいとか、辛いとかの感情も越えてしまった、「無」。相手を完全に見切った「無」

状況を静かに教えてくれた。

シシは前からこの新しい英語教師の態度が好きではなかったようだ。上から目線で生徒達を見下してる感じがしたらしい。
そして今日、突然そのX先生は
「お前ら何でこんなのもわかんないの?」
といいだして、1人ずつ順番に答えさせようとしたんだけど、そのやり方が酷かったようだ
「はい、お前。」
「‥‥。」
「じゃ、次、お前」
「‥‥。」
「はぁ(ため息)、じゃ次 お前」
「‥‥。」
☝️を長々と、生徒達をわざと煽るように繰り返した挙句
「はぁーーー(ため息)お前ら アホなの?」

とトドメを刺した。
シシはその悪意に満ちた煽り方が許せなくて、悔しくて、我慢していたけど、トドメを刺されて限界がきた。
けど言葉にできなくて大声と涙が出て止まらなくなった。

急に泣き出したシシに対して、X先生は少し焦っていたけど、
「自分は悪くない」って事を何度も言っていたと。
そういう態度も人として許せなくて、廊下に出た後も泣きながら吠え続けたんだと。。

なるほど。抗議の涙ね😏👍
なかなか根性あるじゃないか👍👍✨

そして、
「もう二度と英語の授業は出てやらない」
と上から目線のシシ😅
うん。いいと思う❗️


シシから聞いた内容そのまま、担任の先生にお伝えした。
担任も驚いていた。
「そんな授業をしていたとは知りませんでした💦」と。
「それは職員の会議で話さないといけません」
とも言ってた。

後々聞いた話では、その後、違うクラスの父兄からもX先生へのクレームがあったらしい。

ま。
シシが見切った先生なんかサザエはどうでもいい😊

因みに
シシが廊下で泣き吠えていた姿は沢山の生徒の注目を浴びる事になる。
コロナの時期だから、窓を開けっぱなし。
隣のスポーツ科の教室にも響きわたる。
面白がって廊下を覗いててニヤニヤしている。

泣き吠えていたシシだけど、そんな状況も見えていた。
そして、放課後、多数の生徒がニヤニヤした目でシシを見る中、
「シシ君、大丈夫?」
と声をかけてくれた生徒が3人。
スポーツ科の子2人と特別クラスの子1人。
シシはちゃんとその子の名前を覚えています。
ニヤニヤしていた子達の名前もね。

シシは平和主義者。
いつも穏やかで本当に優しい。
でも ココ‼️って所で急に人を見切る冷酷さがある。
あの時の穏やかな強さがちょっと頼もしいけど怖くもある😱

この出来事の1週間後。
シシはまたあの顔を見せます。
人を見切る顔。

つづく