モンキー工房のブログ

金沢城北在住のあんちゃんの独り言、おはなし日和

お寺の「院」と「寺」の違いは

2018年07月14日 17時43分16秒 | 日記
昨日の葬式で思ったこと。
お寺の中には「院」と「寺」
どちらも同じお寺ですが、どうして呼び名が違うの
院がつくところでは、京都の知恩院、平等院、などが有名です。
寺院の名前は、詳しくは○○山○○院○○寺となり、山号・院号・寺号といいます。
浄土宗総本山の知恩院は「華頂山知恩院大谷寺」というのが正式な名称です。
これでは長すぎる、ということでその一部を取り知恩院という通称名で呼ばれるようになりました。
「寺」と「院」は、この正式な名称のどの部分を通称名にするか?の違いというわけです。
浅草の浅草寺の正式な名称は「金龍山伝法院浅草寺」。
こちらは知恩院とは違い、○○寺の方を通称名にしたのです。
正式な名称の中の残りの○○山ですが、これは、お寺が建てられた昔は、
たいていが山の中に建てられたので、その所在地を示すためにつけられたからです。
平地になってもその名残が残っておりそれが続いています。
お寺の正面の門の事を「山門」というのも、ここから来ています。
「寺」と「院」では、呼び名は違えどその中身や格式などには全く違いはないのです。

最年、外国からの観光客も年々増えてきています。
外国から来られた方から寺と院の違いは?なんて聞かれたときは、
………………^_^

雑学。


近所の観法寺で石碑には、○○院が掘ってないのは⁇
追伸
門跡(もんせき、もんぜき)は、皇族・公家が住職を務める特定の寺院、あるいはその住職のことである。寺格の一つ。元来は、日本の仏教の開祖の正式な後継者のことで「門葉門流」の意であった(この場合は門主とも)。鎌倉時代以降は位階の高い寺院そのもの、つまり寺格を指すようになり、それらの寺院を門跡寺院と呼ぶようになった。

浄土宗の知恩院門跡は浄土門主(もんす)という。

浄土真宗本願寺派の本願寺住職は門主(もんしゅ)、
真宗大谷派の僧侶及び門徒の代表者は門首(もんしゅ)と書き、いずれも親鸞の子孫の大谷家から出ている。
コメント