うちのお嬢様のこと。。。。。
昨年の9月に、
難聴と診断されました。
進行性難聴という中のひとつで、
後迷路性難聴という。
詳しいことはまだわからないけど、
とにかく両耳きこえてない。。。
周りの人にそれを伝えると、ほとんどの人が、
「可哀想に」
とか、
「大変だね」
とか言われます。。。。。
でも、実際のところ、
確かにきこえないせいで苦労する部分はあるのですが、
でも、決して、
不幸ではないんです。
9月に診断されて、
そこから、ろう学校に見学に行ったり、
説明会や勉強会に参加させてもらったり、
手話の勉強を始めてみたり、
結局、今年の1月から、正式にろう学校の幼稚部に通うことになりました。。。。
それからというもの、
うちのお嬢様は、
少しずつではありますが、
手話という方法を使って、
親とコミュニケーションをとることが出来るようになっています。
今まで、お嬢様とコミュニケーションをとる手段がなく、
なぜ泣いているのか、
なぜ怒っているのかもわからず、
ただただ困っているばかりの親でしたが、
今ならわかる。
なぜ、七五三の集いの時に、うちのお嬢様だけ、ギャーギャー泣いて、会場に入ることすら出来なかったのか。
なぜ、幼稚園の入園式の時、うちのお嬢様だけ、椅子に座らずに教室中を走り回っていたのか。
今ならわかる。
きこえてなかったせいだった。
いつもいつも、どこに行くのかもわからず、
あるときは、公園に連れられて遊んだり、
あるときは、用事で知らない所に連れて行かれたり、
またあるときは、人がいっぱいいるショッピングモールとかに連れて行かれたり、
そりゃあ、落ち着かないですよね。
今は、今日はどこに行くかとか、
なにをするのか、
写真やイラスト、手話などを駆使して説明する。
お嬢様も、ある程度は理解している模様で、
まだ、学校に通い始めてから3ヶ月ほどですが、
ずいぶんと落ち着くようになりました。
当たり前のことかもしれないけど、、
【あのテレビが見たい】
【お風呂いやだ】
【これが食べたい】
【いらない】
【手を洗いたくない】
【スマホかして】
【ママどこ?】
【パパ仕事?】
【トイレ行きたい】
【痛い】
【悲しい】
【嬉しい】
とかの表現が出来るようになって、
少しずつコミュニケーションがとれるようになって、
ほんっとに嬉しいんです。
そこには
【不幸】
なんて言葉はない。。。。。
もちろん、未来を考えると、
【不安】
はいっぱいある。。。。。
それでも、希望は捨てずに生きたいと思う。。。。。
あ、うちのお嬢様が通う学校の教育目標が、
【自分らしく生きる】
これは何かの偶然かわからないけど、
僕が目指しているところと、
通じるものがある。。。。
うちのお嬢様も、
自分らしさを探しているのかな。。。。。。