『雨上がりの雫』 2004年04月09日 01時45分00秒 | 言霊(あるいは言葉遊び) 雨上がりの匂いが好き 夜のしじまのなかで ひっそりと彷徨う 雨上がりの色が好き 夜の路面に照り映え きらりと語りかける 雨上がりの雫が ぽつりと 手のひらに 落ちてきた 僕はそれを 優しく包み込む これ以上 落ちていかないように どこにも 迷っていかないように 手をゆっくり開くと 雫が優しく微笑みを返してきた
世界一短い詩 2004年04月03日 02時30分00秒 | 言霊(あるいは言葉遊び) ちょと番外編。 ボクシング・ヘビー級の元世界チャンプにして、 たくさんのエピソードを持つ、モハメド=アリ。 彼が、ある大学で講演を行った時のこと。 聴講生の一人が質問に立った。 「即興で詩を詠んでください」 アリはちょっと考えてそれに応えた。 “me, we” ちゃんと韻を踏んでいる。 そして、とても含蓄に富んでいる。 これは、世界一短い詩である。 ※ “me, we”: 「人は決して独りじゃない。みんな支え合って生きているんだ」
「人はいつも何かを待っている」 2004年04月01日 05時06分07秒 | 言霊(あるいは言葉遊び) ある人が言っていたのだけれど 「人はいつも何かを待っている」んだそうだ。 食事が出てくるのを待つ お風呂が沸くのを待つ 電車が来るのを待つ 終業時間を待つ… でもね、 たった一つ待たないものがあるんだって それはね 「好きな人と過ごす時間の終わり」 なんだか痺れる言葉だった。 だから ずっとずーっと 一緒にいたいって思うんだね。