今のうちに色んな作品を見ようと思って、邦画の「いま、会いにゆきます」を見てみました。
洋画と邦画ってなんかテイストが違うんですよね。
洋画の方がバーンと明確に分かりやすくテーマが見えるような感じがします。
洋画はテーマを極限まで表現するように作られてて、邦画はストーリー重視なイメージ。
合ってるのか分からないけど、ここ最近で見てるものだとそんな感じがしてます。
日本と海外での表現の仕方の違いなのかな🤔
「いま、会いにゆきます」は2004年の邦画。
主演は中村獅童さんと竹内結子さんです。
※例によってネタバレするので、見たくない人はブラウザバック!!
この作品は最初「へ?」ってところから始まります。
あらすじとしては、主人公の秋穂巧(あいおたくみ)という男性。一年前に奥さんの澪が雨の季節に戻ってくるという言葉を残してなくなってしまいます。
そして雨の季節、奇跡的に再会を果たした二人。
しかし、記憶をなくしており、よくわからないながらも巧と澪の息子、ゆうじと一緒に暮らすことになる。
時間を経て、今までの二人のことや子供のことを知っていく。
そして、夫と息子をまた愛するようになっていくのですが、雨の季節が終わったら彼女は消えてしまう。
そんな中での交錯する気持ちや絆を描いた作品ですが…
この作品で印象的なのは、前半は巧目線で話が進んで行くのですが、澪が消えた後、ここから澪目線で話が語られます。
このツーセットでやっとすべての謎が明かされるお話です。
澪が消えるまでは、なぜ澪が戻ってきたのか、記憶がないのかと言うことは全くわからないまま進みます。
ここから伏線回収がホントにスゴい。
ああ、そう言うことなのか…!と。
澪が巧とゆうじの前から消えた後、次に目を覚ましたら種明かしが語られるのですが、澪が雨の季節に戻ってくるという言葉を何故残して死んでいったのかと言うと、実は20歳の澪が交通事故にあって、未来へタイムスリップしてしまっていたのです。
自分が死んだ1年後の世界に9年前からタイムスリップしたところからストーリーが始まっていたのです。
だから記憶が無かったんです。
沢山すれ違いばかりを繰り返して、上手くわかり合えずに思いをずっと抱えてた二人を先に進ませたのはこのタイムスリップでした。
澪は若くして亡くなってしまうと分かっていても、それでもずっと好きだった巧の元へ行く決心をしたのです。
愛する人との愛する子供をこの世に残したいと願って。
そんな風に人を愛せるって素晴らしいことですよね。
リアルでも人には一人一人ドラマがあると思います。
だけどここまで壮大なのは中々ないですよね。
タイトルの「いま、会いにゆきます」はタイムスリップ後の澪が現代に戻ってきて、どうするのか悩み、そして初めて巧に会いに行く時に日記に書いた言葉です。
伏線回収が効いてる…!😳
印象的だったシーン
この作品はホントに澪サイドからの視点になったときに初めて「ああ、だからあんなこと言ってたのか!」って言うのが沢山あります。
まず、ゆうじと埋めたタイムカプセルを開けて日記を読んだとき、1人縁側で涙を流すシーン。
これはこの時点で全くなんのことかわからないので、すごく印象に残ります。
音楽もなんだか穏やかでない感じの曲なので、一瞬まさかホラーじゃないよなと思ってしまったくらい(笑)
最後までみてなるほどとなります😁
それと、巧とゆうじのことを同僚の女性にお願いしに行くシーン。
自分が消えてしまうことを分かっていて後のことをお願いしたいと言うのですが、でも「巧さんが他の人を愛するのはやっぱり嫌だな…」って涙するシーンもグッと来ましたね。
後は、巧、ゆうじと澪の別れのシーン。
王道のシーンですが、ここはやられますね。
獅童さんも竹内さんもいいお芝居される😭
「私はずっとあなたの側にいられて幸せだったよ」って言葉。
ほんと死ぬとき誰かに言いたい言葉だし、言ってもらいたい言葉ですよね。
中々難しいんだけど😅
ゆうじが18歳になるまでのバースデーケーキの予約も素敵だなって思いました。
…ヴァイオレットエヴァーガーデンで似たようなのあったな(笑)
こう言う母の愛はズルい✨
ミステリー要素も少し入ったハートフルなお話です。
気になった方は是非とも見てみて下さい😺
では、皆大変だろうけど、ふんばりましょうね💪💪💪
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