もう10年以上前のこと。最初に勤めていた病院での出来事。
ある日、いつものように病棟からポータブルの心電図の依頼が来た。
移動用の心電計を持ってその患者さんの病室に行くとおじいさんがひとり。
普通に心電図をとり、何気なく体の状態を聞くと・・・
「昼はいいんだ、昼は」 おじいさんは言った。
夜になると具合が悪くなるのかな? と思っているとおじいさんは話し出した。
「夜中にだれか部屋に入ってきて、おれの点滴を横取りしようとするんだ」
点滴横取り?(@@;;
そのおじいさんは、自分で点滴の針や管を勝手に引き抜いてしまう常習犯だという情報は聞いていたので妄想癖があるのかとも思ったのだが・・・
よくよく聞くと、どうもそうでもないらしい。
(私は医者ではないので、確定診断はできないのだけどね)
そいつは部屋の壁から出てきて点滴をよこせと言い、ひっこぬくのだそうだ。
おじいさんはどうしたらいいのかわからないと言うので、
「じゃあ、今夜また出てきたら ”おれの命をつないでいる点滴で俺のモノだ” って言ってやりなさい。抵抗しなくちゃだめよ。黙っているからつけあがるんだよ」
そう言い置いて部屋を出ると、おじいさんの奥さんが心配そうに呼び止めてきた。
この部屋は自殺者でもいたんですか?
と聞くので正直な私は、「それは2つ隣の部屋です」と答えておいた・・・
次の日、また心電図をとりにそのおじいさんの部屋に行くとおじいさんはニコニコしながらうれしそうに私に言った。
「夕べは勝ったぞ!」
そう、昨日やはり出たそうだが、抵抗して点滴を死守したのだとか。
えらい! よくがんばった、じいさん!
部屋を出るとき、部屋の小さな鏡の前にどこかでもらってきた御札がたてかけてあった。
後で看護婦さんに聞くと、夕べはおとなしく点滴終了したとのこと。
その後、おじいさんは病気が改善して退院していった。
脳波もとってみれば面白かったかな・・・?
不謹慎にも、ちょっとそう思った。
ある日、いつものように病棟からポータブルの心電図の依頼が来た。
移動用の心電計を持ってその患者さんの病室に行くとおじいさんがひとり。
普通に心電図をとり、何気なく体の状態を聞くと・・・
「昼はいいんだ、昼は」 おじいさんは言った。
夜になると具合が悪くなるのかな? と思っているとおじいさんは話し出した。
「夜中にだれか部屋に入ってきて、おれの点滴を横取りしようとするんだ」
点滴横取り?(@@;;
そのおじいさんは、自分で点滴の針や管を勝手に引き抜いてしまう常習犯だという情報は聞いていたので妄想癖があるのかとも思ったのだが・・・
よくよく聞くと、どうもそうでもないらしい。
(私は医者ではないので、確定診断はできないのだけどね)
そいつは部屋の壁から出てきて点滴をよこせと言い、ひっこぬくのだそうだ。
おじいさんはどうしたらいいのかわからないと言うので、
「じゃあ、今夜また出てきたら ”おれの命をつないでいる点滴で俺のモノだ” って言ってやりなさい。抵抗しなくちゃだめよ。黙っているからつけあがるんだよ」
そう言い置いて部屋を出ると、おじいさんの奥さんが心配そうに呼び止めてきた。
この部屋は自殺者でもいたんですか?
と聞くので正直な私は、「それは2つ隣の部屋です」と答えておいた・・・
次の日、また心電図をとりにそのおじいさんの部屋に行くとおじいさんはニコニコしながらうれしそうに私に言った。
「夕べは勝ったぞ!」
そう、昨日やはり出たそうだが、抵抗して点滴を死守したのだとか。
えらい! よくがんばった、じいさん!
部屋を出るとき、部屋の小さな鏡の前にどこかでもらってきた御札がたてかけてあった。
後で看護婦さんに聞くと、夕べはおとなしく点滴終了したとのこと。
その後、おじいさんは病気が改善して退院していった。
脳波もとってみれば面白かったかな・・・?
不謹慎にも、ちょっとそう思った。
もしか、じいちゃんが自分に注目して欲しい一心で作り話&ひっこぬきをしていたとしても
別の話題(「勝ったぞ&がんばったね」みたいな)でコミュニケーションがとれて満足してひっこぬきが防止できたんだろうし
どちらにしても、も~さんのアドバイスが効果あったよね♪
っちゅ~か、壁から手が出てくる話を聞くたびに思い出すのですが
子供の頃、お盆で母方の里(裏がお寺で人魂が飛んでるのを見たりしてたおうちです)にお泊まりに行った時、ひろ~い客間に母と2人して寝ていて、だれかが頭をなぜてくれているな~と気付いて目がさめたら、手の感触は続いているのに回りには誰もいなかったってことがあったのよね
あれって、どっかから手が出てきていたのかな…起き上がってもっとよく調べたらよかった…
てか、ここ開いて「あれ?間違って”じ~らぼ”開いたかな?」ってあわてた笑
ここ知ってる?おっかしくて好きなんだ♪
じ~らぼ
http://g-labo.to/
後ろの方々もアドバイスをもらったりしてレベルアップするんだとか。(爆)
RPGの世界のようだが、それだけ人との出会いは大切だという事か。
よく考えればそうした方が良い筈の事も、人に言われないと思いつかない時とか、
そういう人が居たりするんだけど、そういう人に限ってその場では感謝する事が無く、
たぶん大分後になってレベルが上がってから「ああ、そういえば…」と思い出し
未熟さに気がつく事の方が多いんだろうなと思ったりする。
30過ぎても人のものを盗むこそ泥みたいな人間とかマジにいるからねぇ…。
そういうのを間近で気がつくと「ステージの低い奴なんだろうなぁ」とか見てしまう。(爆)
じいちゃんよりも、奥さんの方が実は色々感じていたりするかもしれないね。(;´Д`)
抵抗する為のアドバイスをもー。の守護霊にもらったから抵抗できた、と
考えられないわけでもないような気がする。(笑)
(あの年は、2週間で3人飛び降りがあって、みなさんお亡くなりになったのよね。(-人-;))
生きてない連中からの理不尽な要求には屈しないって意志はどこに居てもだれが持っていてもOKだと思う。
>マルコ。
母方の祖母の家の仏間がやっぱり鴨居のところに先祖の写真がずら~・・・っと飾ってある。(^^;;
泊まりに行くと、必ず仏間に布団ひかれてたので子供の頃はすっごく怖かった! しかもトイレは屋外だったし・・・(TT)
>冬
”気が付く”って事自体が、後ろのひとのアドバイスってこともアリだよ。
悩み事があったりしたときに、ふと解決方法が出てきたりするのも。(^-^)
これ書き終わったら、また変えるんだ。。。