♪音の広場♪ サウンドジムあしかがはアマチュアプレイヤーのプラットホームです。

各楽器のスクール、貸スタジオ、コンサートホールの運営を通して、音楽を楽しむ方のための交流スペースとなってます。

耳コピは難しいですが・・・

2024年09月25日 18時31分33秒 | オーナーのひとりごと

ぜひ、トライしてみてもいいですね。

レッスンを始めたころは。もちろんネットも当然youtubeも
ありませんでした。
楽譜も少なかったです。

なので、耳で音を探すのは必然でした。
あとは、教えてもらうか、
友達ライブの直撃最前列で目を皿のようにして脳裏に焼き付ける。

ライブでノルとかいう前に、重要なデータ入手方法でした。

それでもわからない場合は、カセットテープの「ガチャンピー」再生で、
やたらと一緒に弾いて、当たりもしくは近い線を探っていきました。

中でも、コードを拾うにはとても時間がかかりました。
単音のメロディーのほうが、当たりがそれしかないので
ある意味かりやすかったです。

コードは和音となり、「響き」や「濁り」も聴こえてくるので
随分と惑わされました。

いい加減わからない場合は、もう、妥協。「これでいいや!!」と。

和音も単音もいずれにしても、カセットレコーダーが壊れるのを承知で
とにかく粘り強く何度も音をひろって、そして、かぶせて弾いて・・。

後で譜面が発売されたら「もう、笑うくらい全然違う」ってことも。

そのうち、コードはいくつもあるけど、やはり、連なりには何か法則性があるのではと・・。
それと、なんとなく聞き覚えがある流れは「あの曲と一緒では?」とか。

いろいろと弾き続けるうちに、積み重ねた経験値と勘が徐々に役に立つようになりました。

教室始めたころのレッスンは、そんなことで、「譜面」はありませんでした。
生徒さんも、見て、聴いて覚えるしかなかったので、随分と緊迫した時間でしたね。
今も、譜面に書いてないようなことについては、現場伝承式でのレッスンですので
変わってはいないのです。

つまるところ、生徒さんが知りたいのは「譜面に書けないこと」なんですね。

耳コピは、聴音力そして感性の醸成には役立ちます。
ただし、時間はとてもかかりますよ。金で買えない能力を
身に付け、磨こうとしているのですから、時間がかかって当然です。

その時代がなかったら、私もここにはいないでしょうね。
とても、今のように恵まれていない時代でありながら、
今の自分がここにいられるとても大切な時代でもありました。



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